図書目録ヤケアト ノ グラフィズム資料番号:060004968

焼跡のグラフィズム

サブタイトル
『FRONT』から『週刊サンニュース』へ 平凡社新書
編著者名
多川 精一 著
出版者
平凡社
出版年月
2005年(平成17年)4月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
195p
ISBN
9784582852684
NDC(分類)
051
請求記号
051/Ta18
保管場所
開架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第一部 虎穴での生き方
その一
日米開戦と共に就職 仕事は対外国宣伝物の制作
心ドキドキの初出勤で出会った異体の人々
西洋館に出入りする革ジャンの長髪族
師匠と同室で気づまりの一人助手

その二
国家機密とは何だ 初めて湧いた国家への疑問
補給を絶たれて南海に孤立する皇軍
勝ってこその宣伝効果、巨大戦艦と『FRONT』の運命
『FRONT』から『戦線』へ、占領地対策への方針転換
東方社の内紛、宣伝の神様太田英茂氏の登場
〈嘘つこ写真〉はこうして作られた

その三
自由主義文化人の生き残り戦術 戦争の嵐を虎穴でしのぐ
軍隊は官僚組織で軍人もことなかれの役人だった
東方社はアカの巣だ! 執拗に嗅ぎ回る特高刑事
空襲対策で野々宮ビルに引越し 栄養不良と重労働で倒れる
目的もなく今日を生きる 敗戦に向う最後の日々
東方社解散、原爆投下、B-29機飛来におびえる毎日

第二部 焼跡をさまよう
その一
敗戦 廃墟の焼ビルにあてもなく集う日々
焼ビルに身を寄せ合う元社員をさらに襲う不幸
広島・長崎の原爆記録を撮影 木村部長の度胸でフィルムを守る
『東京一九四五年・秋』の刊行 文化社が戦後に残したもの
グラフ雑誌『マッセズ』の刊行
東京駅前丸ビル地下室の怪

その二
『週刊サンニュース』に他流試合を挑む 名取洋之助との出会い
木村名人の写真は切れるか 溶け込めなかった名取グループ
再びワラジを脱いで裸足のフリーに戻る
華やかな宣伝広告の世界に背を向けて
会社での仕事の覚え方いろいろ 親方系と体育会系
巡り来た冬の時代に耐える
上野桜木町の金丸屋敷で暇つぶしの絵を描く
泣き面を次々襲うハチの群れ
明けない朝をじっと待つ 長過ぎる焼跡生活
岩波写真文庫にも乗り遅れる

あとがき

図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626