図書目録ツマ ト トンダ トッコウ ヘイ資料番号:060004807

妻と飛んだ特攻兵

サブタイトル
8・19満州、最後の特攻
編著者名
豊田 正義 著
出版者
角川書店
出版年月
2013年(平成25年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
333p
ISBN
9784041104828
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/To83
保管場所
開架一般
内容注記
文献あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

まえがき
「夫婦一緒に体当たりしたんですよ」
「谷藤徹夫」と「谷藤朝子」
終戦から二十三年後の「証明書」

第一章 開戦 東條内閣、倒閣へ動く
下北、旧会津藩士の地
谷藤徹夫と二瓶秀典、二人の会津サムライ
「第一等の人物になれ」
東京の空は生活戦の空だった
「世界新秩序建設」というプロパガンダ
文学青年から軍国青年へ
小田村寅二郎の右翼学生運動に入る
「一億総進軍の発足」
真珠湾攻撃と「南方作戦」
東條内閣、倒閣運動へ突き進む
不本意な「第二乙種」
二瓶秀典、「星の生徒」となる

第二章 結婚 航空将校となり、満州へ赴く
歴史的大敗、ミッドウェー海戦
「敵軍、ガ島上陸」
「ラバウル航空隊」敗れる
「飛行兵へ転身せよ」
大卒者の志願制度、「陸軍特別操縦見習士官(通称・特操)」
一枚のポスターが徹夫の人生を変えた
「軍人は俺一人でたくさんだ!」
死体処理は同期生が行わなければならなかった
母は恐山に登拝し、必勝を武勲を祈っていた
徹夫に一目惚れした朝子
「覚悟はしています」
飛行教官として満州国へ赴く

第三章 満州 関東軍、謀略をめぐらす
「幻の国」
日清戦争、日露戦争
権謀術数の権化、袁世凱
"関東"州は租借地に付けられた通称だった
最初の独走、張作霖支援
「私が張作霖を殺した」
暗殺計画はあまりに杜撰であった
五色旗から「青天白日旗」へ
「関東軍は刀の抜き方を忘れたか」
決定打となった万宝山事件と中村大尉事件

第四章 帝国 皇帝・溥儀、傀儡となる
石原莞爾、関東軍参謀となる
「どうもああいう大臣では困る」
鉛筆くじやジャンケンで満州事変は決められた
デタラメだった奉天からの戦況報告
張学良は蒋介石の無抵抗の命令を受け容れた
朝鮮軍派兵への次なる謀略
朝鮮軍部隊、北上開始
若槻、転向す
錦州爆撃で日本政府の国際的信用は失墜した
「自分の代に大戦争が起こるのであろうか」
幣原外交、終焉
錦州占領にお墨付きを与えた勅語
満州国、建国計画
溥儀、満州国皇帝に即位する
「五・一五事件」
「松岡大使凱旋、バンザーイ! バンザーイ! バンザーイ!」
「日ソ中立条約」。スターリンは現実的な戦略を描いていた
牙を抜かれた虎と化した関東軍

第五章 夫婦 飛行教官として教え子を見送る
満州国は、天下泰平
徹夫は教官として優秀だった
「特攻」作戦、始まる
神風特攻隊、レイテ沖海戦に敗る
「航法の天才」にくだった特攻命令
選択肢は、「熱望」「希望」「希望せず」
「いきます」。二瓶秀典、家族に告げる
〈私の飛行機は五号機です〉
駆逐艦の甲板に命中した五番機
大空に生命捧げし若桜 御魂安かれ征きて咲きなむ
特操一期生、少年飛行兵、沖縄戦へ
「かならず後から行く」
「初雪を見ると、朝子姉さんを思い出す」
朝子が短歌を読んだことに間違いない
奇跡的な再会
蜜月

第六章 特攻 谷藤徹夫、朝子と征く
ヤルタの秘密協定が満州の命運を決した
「この大馬鹿者め!」
ポツダム宣言
ソ連軍、越境
総攻撃は遅すぎた
関東軍は居留民を残したまま撤退していった
「まったく、これっぽっちも助けてくれませんでした」
連行、強姦、ソ連軍の暴挙
「このまま戦わず、おめおめと降伏できるか!」
神州不滅特別攻撃隊
「許嫁が自決するのを見届けてきた」
白いワンピースを着た朝子は徹夫と空に消えていた
戦後、神州不滅特別攻撃隊は黙殺された
名誉回復、そして「昭和の白虎隊」となる
「マリア 中島豊之」

あとがき
主要参考文献

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