図書オキナワ クウハク ノ イチネン060004748

沖縄 空白の一年

サブタイトル1~10
1945-1946
編著者名
川平 成雄 著
出版者
吉川弘文館
出版年月
2011年(平成23年)2月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
278,16p
ISBN
9784642038010
NDC(分類)
219.9
請求記号
219.9/Ka11
保管場所
閉架一般
内容注記
年表あり 索引あり
和書
目次

はしがき

一 沖縄戦集結はいつか
はじめに
1 サイパン陥落と「一〇・一〇空襲」
2 米軍の沖縄上陸と日本帝国政府の権限停止
3 六月二三日の司令官自決が沖縄戦集結か
4 八月一五日 沖縄の米軍、沖縄の人たち
5 九月二日の日本降伏調印と沖縄
6 捕らわれた日・収容された日が沖縄戦終結の日 九月七日の沖縄

二 米軍の沖縄上陸、占領と統治
はじめに
1 「アイスバーグ」作戦にみる民間人用の「水と食糧」
2 米軍上陸と住民の収容
3 日本兵は奪ったが、アメリカ兵は与えた
4 米軍政府の樹立と活動
5 無償配給・軍作業の始まり
6 基地建設と住民移動
7 沖縄諮詢会の設置・市会議員選挙・婦人の政治参加

三 収容所の中の住民と生活の息吹
1 収容所の中の住民の精神状態
2 戦災孤児と「戦争マラリア」孤児
3 収容所の中の青空教室とガリ版刷教科書
4 「ウルマ新報」を発行させてことの意味
5 三味線と踊りの「力」
6 蘇る壺屋と泡盛

四 復興への胎動と住民の生活
はじめに
1 「慶良間列島経済実験」The Kerama Retto Experimental Economy
2 「八重山共和国」の成立と独自の通貨施策
3 貨幣経済の復活と賃金制度の再開
4 無償配給から有償配給へ
5 引き揚げ者一七万人
6 密貿易と闇市場の活況

五 人の動きと経済復興の始まり
はじめに
1 年齢別人口構成が意味するもの
2 規格屋(キカクヤー)の建設はじまる
3 収容所からの帰村
4 産業復興への一歩
5 復興の根底にあるもの

六 沖縄の「切り捨て」「切り離し」と米軍政府占領下の沖縄
はじめに
1 昭和天皇は沖縄を「二度」切り捨てた
2 米軍政府による沖縄占領の意図と政策
3 日米両国が沖縄を日本から「切り離した」ことの意味
4 基地建設の本格化未だ決定せず
5 沖縄戦「後」の社会生活相

七 「戦後」なき沖縄
はじめに
1 憲法第一条・憲法第九条・沖縄
2 朝鮮戦争の勃発と強制的土地接収
3 冷戦の終結と沖縄
4 基地整理・縮小の「まやかし」
5 沖縄に「戦後」はない

あとがき
『沖縄 一九四五-四六』
索引