図書キオク ト シテ ノ ニッチュウ センソウ060004740

記憶としての日中戦争

サブタイトル1~10
インタビューによる他者理解の可能性
編著者名
石井 弓 著
出版者
研文出版
出版年月
2013年(平成25年)2月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
278,3p
ISBN
9784876363537
NDC(分類)
210.74
請求記号
210.74/I75
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり
和書
目次

はじめに
一 本書を書くきっかけ
二 現実を置き去りにしない
三 一人ひとりの視点を研究にどう取り込むか
四 本書の構造

第一章 記憶はどのように捉えられるか
第一節 感情記憶
第二節 「感情記憶」はどう論じられるか

第二章 中国における戦争記憶の変遷 政治運動にみる記憶表象とその受容
はじめに
第一節 公的戦争表象と集合的記憶のズレ
第二節 「訴苦」 自らの経験を語る
第三節 「四史」 記憶の共有化の始まり
第四節 「憶苦思甜」 歴史を再記憶化する
おわりに

第三章 日中戦争の記憶と視覚イメージ
問題設定
第一節 山西省盂県の概況と戦争の歴史
第二節 日中戦争の夢と映画
第三節 映画と夢の内容はなぜ異なるのか
第四節 映画と集団農業(合作化、人民公社建設)の相乗効果
おわりに

第四章 戦争の語りの分析 「順口溜」から語りの広がりを読む
第一節 口承による情報交換と戦争体験の伝播
第二節 日中戦争を歌った「順口溜」 三つのむらの比較から
第三節 趙家荘惨案を伝える「順口溜」
おわりに

第五章 記憶される語り
第一節 歴史・語り・記憶
第二節 趙家荘惨案を歌った「順口溜」の変化
第三節 「順口溜」の共有
おわりに

終章
記憶を研究する方法論
歴史と記憶
村落コミュニティと記憶の関係
記憶から広がる問題


参考文献リスト
あとがき
索引