孫たちへの証言 第26集
- サブタイトル
- これだけはなんとしても書き残したい
- 編著者名
- 福山 琢磨 企画・制作、編者
- 出版者
- 新風書房
- 出版年月
- 2013年(平成25年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 264p
- ISBN
- 9784882697848
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/F85/26
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第一部 国内での体験
「米北太平洋艦隊」出迎えの軍使として(東京都・塩崎博)
人間魚雷大神基地で部隊の終戦は八月二十二日(埼玉県川口市・水野章)
「震洋」の搭乗員となるも出撃中止で命拾い(山梨県都留市・安富友治)
本土を護るため身を挺して戦った特攻艇戦士たち(岐阜県可児市・永田幸雄)
人間地雷要員となるも、死への恐怖なし(東京都武蔵村山市・成迫政則)
陸軍中野学校に強制入校されられる(大阪府堺市・佐々木紫朗)
終戦後に決戦命令受け葉山機銃砲台に残留(横浜市・小川貢)
二・二キロ地点の自宅で被爆するも後遺症なく助かる(大阪府河内長野市・原田靖彦)
長崎原爆での救助作業に出勤、書き遺さねば(福島県田村郡・木幡吉輝)
後に「模擬原爆」と聞き核の恐怖感じる(大阪市東住吉区・能登章)
東京大空襲、四方炎に囲まれるも父と脱出(千葉県我孫子市・岩崎孝治)
東京大空襲、炎と猛煙の中を逃げまどった悪夢(横浜市・清水千恵子)
東京大空襲、チャブ台で火の粉避け助かる(茨城県鹿嶋市・根津幸子)
赤ん坊を背に避難中、機銃掃射受ける(東京都八王子市・木田文子)
東京大空襲で大火傷、その傷痕は消えず(東京都立川市・高木久)
帝都空襲、家族七人が炎の中、奇跡の脱出(福岡市・益田怜子)
東京大空襲、目をやられ盲目の逃避行(東京都八王子市・太田達)
東京大空襲、新宿が地獄になった五月二十五日(東京都・佐久間国三郎)
堺空襲で母を失い赤ん坊は死産(大阪府枚方市・矢野仁志)
「大阪空襲」猛火の中では消火訓練など役立たず(大阪市・前田妙子)
大阪大空襲、我が悪夢の六月一日(大阪市・吉川俊二)
太田空襲で、母子生き埋めになるも救出(群馬県太田市・金子清子)
岡崎大空襲で出動、猛火に囲まれ九死に一生得る(静岡県浜松市・有海房夫)
神戸空襲、火の粉の竜巻で池へ飛ばされるも助かる(神戸市・小田正子)
終戦前日に光海軍工廠が猛爆される(山口市・原田篤)
父病死、学童疎開、空襲-と我が家も戦争に巻き込まれる(奈良県生駒市・吉田房彦)
豊中空襲で私はお腹の児と共に爆死していた(奈良県豊中市・宮崎照子)
東京から疎開するも群馬県玉村で地獄図に遭う(さいたま市・茂木俊夫)
同僚が踏切で列車にはねられ死亡(神戸市・横道久子)
異色の佐々木順三校長、戦中「英語」も教える(東京都・伊能忠敏)
「新薬ペニシリン」のお陰で結核の母助かる(神戸市・梶本孝治)
一戦交えてから死を決意、終戦時の山里での珍事(東京都八王子市・高橋栄次郎)
第二部 国外での体験
ニューギニアで死線をさまようも生還(東京都・染谷栄子)
ラバウルで敵機を撃沈するも砲台爆破される(滋賀県高島市・野崎庄平)
南方戦場で被爆、沈没するも奇跡的に生還した父(埼玉県鶴ヶ島市・鈴木ミイ子)
太平洋の海中に数日間ただようも生還(埼玉県熊谷市・濱野武末)
「こうしてはおれない」と南方派遣看護婦に応募(千葉県・小林うた)
召集受け病院船「氷川丸」でラバウル野戦病院へ(埼玉県志木市・岡田正子)
我が家も「通化事件」に巻き込まれる(埼玉県草加市・北沢英俊)
罵声飛ぶ上海で迎えた八月十五日(東京都・杉理一)
七三一部隊で敗戦処理にかかわる(鳥取県・下山勝)
特訓二週間後、中国の戦場で闘う(千葉県松戸市・山﨑長夫)
初戦で命拾いした少年戦車兵(千葉県大網白里市・内山登)
戦争は民族差別を生み、お互いを不幸にする(静岡県掛川市・明石辰雄)
虎林でソ連戦車へ肉弾特攻するも果たせず(大阪市・渡部清数)
「大陸の花嫁」と言われて渡満したが-(愛知県北設楽・須貝フミ)
子供二人連れ闇船で漂流、地獄から奇跡の生還(松戸市・伊与部照子)
夫の勤務で渡鮮するも、敗戦の渦に巻き込まれる(芦屋市・西原フク子)
ソ連兵のスキをみて列から離れ貨車に飛び乗る(岡山県倉敷市・藤井マスエ)
一つの墓穴に五百人が埋められた(群馬県富岡市・北村秋馬)
十九年結婚し渡満、敗戦の混乱に巻き込まれる(千葉市・本田善子)
無秩序と化した大連市を生き延びる(三重県津市・蒲原高明)
樺太、恵須取から必死の引き揚げ行(青森県八戸市・安田喜栄子)
満州奥地の群馬開拓団から、父母撃たれるも必死の逃避行(群馬県長野原町・藤川ちゃう子)
魚雷艇から海に投げ出され毒薬飲むも助かる(神戸市・井上貞夫)
第三部 亡き人たちの証し
母の慟哭、広島のピカドンで実家全滅(大阪府東大阪市・畑瑞穂子)
この結婚式場に居たはずだった人たち(横浜市・大倉澄子)
特攻で散華するも、認められなかった彼の無念(横浜市・名倉和子)
百一歳で逝った母の遺品から出て来た「家族の証明」(東京都・千里内紘子)
父、南方から奇跡の生還をするも疫痢で死亡(北九州市・吉川睦子)
戦場でも兄を見守り続けた「肥後守」(愛知県岡崎市・小木曽みえ子)
“殺された”父の死を無駄にしてはならない(東京都・谷川順子)
空母「飛龍」から生還するも進んで死地へ(静岡県駿東郡・勝呂昭典)
樺太での兄の戦死、痛恨の思い尽きない(札幌市・菊池寛幸)
北海道へ移住した父、家を建てた後召集され戦死(北海道網走郡・村田益一)
後輩が直撃受け、緊急搬送するも殉職(大阪市・菱井利夫)
第四部 戦後、それからの私たち
該当者なし
第五部 特別編
日米交換船で帰国、上海で敗戦処理に忙殺され父死亡(兵庫県西宮市・雑賀健)
富士丸被雷沈没、母不明なるも助けられた私の奇跡(福島市・米山紘一)
「同期の桜」は沖縄特攻で玉砕、私一人生き残る(別府市・和泉徹)
原爆の前日、産業奨励館などを広島女専から見学に(奈良県生駒郡・村上凡子)
赤子を背負い女一人、北朝鮮から奇跡の脱出(広島県・児玉ミツコ)
子、孫の代へと続く韓国Sさんとの絆(静岡市・春田長女)
あとがき(福山琢磨)
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