日中戦争の軍事的展開
- サブタイトル
- 日中戦争の国際共同研究 ; 2
- 編著者名
- 波多野 澄雄 編/戸部 良一 編
- 出版者
- 慶應義塾大学出版会
- 出版年月
- 2006年(平成18年)4月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 468p
- ISBN
- NDC(分類)
- 391.2
- 請求記号
- 391.2/H42
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
「日中戦争の国際共同研究」刊行にあたって(山田辰雄)
まえがき(戸部良一・波多野澄雄)
第1部 戦火の拡大
戦争前夜(ワドワード・J・ドレー(戸部良一訳))
-1937年7月の日本陸軍
はじめに
戦略と戦術
国家安全保障政策と華北
戦争計画
ドクトリン
戦力
兵力構造と兵員
編成
兵器と装備
新しい編制
兵站
現地軍
支那駐屯軍
増強部隊
満ち潮
緊張
参謀本部と現地将校
訓練
前夜
前線
情報
むすび
中国空軍の対日戦略(萩原充)
-日本爆撃計画を中心に
はじめに
中国空軍とその戦略思想
作成計画の検討
作成計画の背景
空軍力の実態
日本の認識とその航空政策
緒戦における作戦
「人道遠征」の内実
爆撃計画のその後
おわりに
廬溝橋から南京へ(服部聡)
廬溝橋への道
廬溝橋事件とその対応
戦線の拡大
南京占領
1937,中国軍対日作戦の第1年(楊天石(陳群元訳))
-廬溝橋事変から南京陥落まで
蒋介石の講話拒否と応戦決定
上海の戦闘・重火器の不足
日本軍の協同作戦と中国の上陸阻止線の失敗
ブリュッセル会議と蒋介石の決断
中国軍の大失策-杭州湾の防衛軽視
南京-守るか?捨てるか?
抗戦国策の堅持華北戦場の失敗と平型関戦役の勝利
おわりに
日本陸軍における戦略決定、1937-1945
戦略決定に陸軍
事件の拡大過程
華北から華中へ
漢口・広東作戦
軍事作戦から政治戦争へ
太平洋戦争下の日中戦争
おわりに
第2部 戦場の諸相
華中の日本軍、1938-1941
-第11軍の作戦を中心として
はじめに
漢口作戦
「治安第一主義」
宜昌作戦
「短切なる」作戦
むすび
華北の対ゲリラ戦、1939-1945
-失敗の解析
はじめに
日本軍の共産黨勢力に対する当初の評価
「面」の確保を目指して
「百団大戦」と方面軍の対応
嵐の前の静けさ
日本軍の後退と敗北
「三光政策」のまとめと結論
華北における中共の軍事活動、1939-1945(馬場毅)
-山東抗日根拠地を例として
はじめに
八路軍の建設と抗日根拠地の樹立、1937-1940
日本軍の攻勢と根拠地の危機、1941年-1943年夏
中共、八路軍の反撃、1943年秋-1945年
おわりに
日中戦争における日本兵の士気(河野仁)
はじめに
第37師団の戦歴
動員の社会家庭と兵士の社会的構築
戦闘組織と兵士の制度的役割
戦場の日本兵
おわりに
第3部 勝者と敗者
一号作戦(原剛)
-実施に至る経緯と実施の成果
一号作戦(大陸打通作戦)の概要
一号作戦の立案経緯
作戦目的
大陸打通作戦の貫徹
作戦実施の成果
北ビルマ・雲南作戦と日中戦争(浅野豊美)
はじめに
-日中戦争における北ビルマ・雲南戦線の位置
ビルマ占領と機動的防衛体制の構築
インパール作戦膠着に伴うビルマ方面軍の再編と第33軍創設
断作戦の展開
むすび
-断作戦と一号作戦、そして日本本土決戦構想
戦後中国をめぐる葛藤(汪朝光(楊子震・南龍瑞訳))
-抗日戦争勝利前後における国共両党及び日本軍の角逐
はじめに
終戦直前における中国戦場の軍事情勢
「和平」解決をめぐる三者の動き
戦後に着眼した国共のせめぎ合い
戦後接収をめぐる国・共・日の関係
むすび
利用された敗者(門間理良)
-日本軍武装解除をめぐる国共両党のかけひき
はじめに
日中戦争終結寺における中国大陸に残された日本軍の実力
日本軍の武装解除に関する国共両党の思惑と日本軍の対応
武装解除の実情
おわりに
第4部 戦争の意味
日中戦争と太平洋戦争の戦略的関係(等松春夫)
はじめに
-日中戦争と各国の戦略構想
戦略的後背地-1941-1943年の日米中戦争と中国戦線
地上軍と空軍の対決
攻勢か撤退か
まとめ分析
中国軍事史の文脈から見る日中戦争
(ハンス・ヴァン・デ・ヴェン(潘亮訳))
中国の失敗
前工業化社会における動員
辺境地
おわりに
資料 一号作戦計画要綱図
あとがき
執筆者紹介/訳者紹介
索引
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