図書タイヘイヨウ センソウ ト アジア ガイコウ060004408

太平洋戦争とアジア外交

サブタイトル1~10
編著者名
波多野 澄雄 著
出版者
東京大学出版会
出版年月
1996年(平成8年)11月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
306,6p
ISBN
NDC(分類)
319.1
請求記号
319.1/H42
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

凡例
はじめに

第1章 対米英蘭開戦と戦争終結構想
「対米英蘭蒋戦争」の終結構想
開戦と外務省
おわりに-「民族解放論」の文脈

第2章「西アジア」進攻をめぐる政治的攻防
はじめに
-「戦争指導大綱」とイギリス屈服構想
ビルマ独立をめぐる攻防
インド独立をめぐる攻防
インド工作の挫折
おわりに-「インド解放」論のゆくえ

第3章「大東亜建設」と大東亜省
はじめに
-「大東亜共栄圏」と「殖民地主義」の克服
占領地統治機構をめぐる角遂
現地機構問題と重光大使
おわりに-ナショナリズムと占領地機構

第4章「対支新政策」の展開
はじめに-「新政策」とその背景
「新政策」の決定
「新政策」の実施過程
おわりに-重光と「新政策」

第5章 ビルマとフィリピンの「独立」
はじめに-「満洲国モデル」
「独立」の条件とジレンマ
ビルマ統治の構図-日緬同盟条約
フィリピンの「独立」
おわりに-「独立」許与の意義

第6章「大東亜政略指導大綱」と日華同盟条約
重光外相と「大東亜政略指導大綱」
「政略指導大綱」の隘路
日華同盟条約の締結

第7章 大東亜会議と共同宣言
大東亜共同宣言の立案
大東亜会議
自由インド仮政府の承認と独立問題
おわりに

第8章 大東亜宣言の波紋
はじめに-大西洋憲章の重み
「戦争目的」をめぐる混迷
大東亜宣言批判-石橋湛山と清沢洌
大東亜大使会議宣言の意義
おわりに

第9章 重光外相と「大東亜外交」
はじめに-「大東亜外交」の復権
「大東亜外交」の一元化構想
インドネシア独立問題の旋回
インドシナの「解放」
おわりに-「勝利の半ばは我にあり」

第10章 戦時外交におけるソ連と中国
はじめに-早期和平構想におけるソ連と中国
重光外相と対ソ外交-力とイデオロギーの交錯
重光外交と中国
おわりに-対中・対ソ策の喪失と理念の強調

終章 重光葵と戦時外交
日中提携と「脱殖民地化」
「大東亜新政策」と「大東亜国際機構」構想
大東亜共同宣言と重光
「大東亜新政策」の低迷と第二次「新政策」
対ソ・対中政策の頓挫と「脱殖民地化」
むすび

あとがき

事項索引
人名索引