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池田・佐藤政権期の日本外交

サブタイトル1~10
MINERVA日本史ライブラリー;15
編著者名
波多野 澄雄 編著
出版者
ミネルヴァ書房
出版年月
2004年(平成16年)2月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
239p、4p
ISBN
NDC(分類)
319.1
請求記号
319.9/H42
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

序章 高度成長期の日本外交(波多野澄雄)
「パワーの拡散」
イコール・パートナーシップの演出
「核武装」への懸念
外交資源としての「経済成長」
ベトナム戦争と日本外交
「大国意識」のはけ口
外交資源としての「被爆経験(国)」
「大国日本」のジレンマ

第1章 池田外交と自民党-政権前半期を中心として
(池田慎太郎)
日米両国における政権交代-安保騒動以後
池田訪米・「実力者内閣」・箱根会議
池田批判の発生と展開
1962年夏-「政治的に多忙な季節」の到来
池田の巻き返し
日米関係と政局-政権後半期へ向けて

第2章「同盟国日本」像の転換-ジョンソン政継の対日政策
(中島信吾)
「瓶の蓋」論をめぐって
何が理想像だったのか-アイゼンハワーからケネディへ
「日本の将来」
日本の核武装問題-佐藤政権の登場
残されていた課題-自衛隊の位置づけ
核兵器不拡散条約と日本
地域的安全保障と日本の役割
「同盟国日本」像の転換

第3章「南北問題」と東南アジア経済外交(高橋和宏)
池田・佐藤時代の経済と外交
池田内閣における途上国援助問題-「経済成長と援助のジレンマ」
UNCTADの衝撃
「昭和40年不況」と佐藤内閣の東南アジア援助問題
東南アジア経済秩序構想の展開-アジア開発銀行・東南アジア開発閣僚会議
東南アジア経済秩序構想の行方
佐藤政権期のアジア政策
冷戦期の日本にアジア外交はあったのか?
池田と佐藤-アジア情勢認識の比較
中国の核実験成功と対米協力の強化
ベトナム戦争の激化とアジア秩序構想
残された課題としての「台湾問題」
日中国交正常化の再検討に向けて

第5章「経済大国化」と國際的地位-安保理常任理事国入り問題をめぐる日米関係(潘亮)
安保理常任理事国入りと日本-その歴史的背景
佐藤政権期の政策
アメリカと安保理常任理事国増加問題
大国日本の台頭とアメリカの方針転換
日本側後押しとアメリカの決断
日米間の思惑の擦れ違い

第6章 核実験問題と池田外交
-「戦後日本」像の虚実と「被爆経験」(樋口敏広)
「被爆国」としての「戦後日本」像
-もう一つの戦後日本外交
核実験問題のアジェンダ化
-池田訪米と交錯する日米の思惑
文脈の「転回」と池田「被爆国」外交の始動
50メガトンが開けた風穴-「文脈」の再転回
冷戦とは何か-日米間の視察の落差
被爆経験「市場」と池田外交

あとがき
事項索引
人名索引