図書GHQ フンショ トショ カイフウ060004388

GHQ焚書図書開封 5

サブタイトル1~10
ハワイ、満洲、支那の排日
編著者名
西尾 幹二 著者
出版者
徳間書店
出版年月
2011年(平成23年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
382p
ISBN
9784198632151
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/N86/5
保管場所
開架一般
内容注記
文献一覧・焚書図書一覧あり
和書
目次

第一章 米国のハワイ侵略第一幕
『ハワイを繞る日米關係史』という本
アメリカからの伝道師が近代化の基礎を築く
ハワイの発展はサトウキビ栽培とともに-
アメリカの攻勢にさらされたハワイ国王たち
「米布併合」か「互恵条約」か
アメリカにとって政治的にも重要だったハワイの位置
日本の皇室に婚姻関係を求めてきたカラカウア王
ハワイを一手に牛耳るアメリカ政府
当時からつづく日本外務省の及び腰

第二章 立ちつくす日本 踏みにじる米国
女王リリウオカラニの即位
アメリカ人勢力がハワイ王朝を顚覆させた「革命」の経緯
「ハワイ革命」を静観した東郷平八郎
奴隷労働を断固として拒絶した維新政府の気概
「日本・ハワイ併合案」ももちあがったことがある!
移民に動きはじめた明治日本の状況

第三章 ハワイ併合に対する日本の抗議
アメリカの太平洋進出
二転三転するアメリカのハワイ政策
ハワイ共和国独立の悲劇
「ハワイ独立」を夢見る日本外交の甘さ
東郷平八郎艦長をめぐる一エピソード
じょじょに広がる日米間の摩擦・対立
ついにアメリカがハワイ併合へ向かう
それでも負けない星亨公使と大隈重信外相のがんばり

第四章 アメリカのハワイ・フィリピン侵略と満洲への野望
日本側は一杯食わされた格好だ
アメリカ相手に食い下がった日本人外交官たちの気魄
米西戦争に勝利した勢いを駆ってハワイを併合
駐米公使としての小村寿太郎の悲哀
伊藤博文と大隈重信-日本外交にふたつの流れ
世界を席巻したマハンの「海上権力論」
「シー・パワー確立」に不可欠なハワイの重要性
東アジア進出に乗り出したアメリカの計算
アメリカ西海岸における日本人排斥の動き
満洲にも手を伸ばしてきたアメリカの野望

第五章 長與善郎『少年満洲讀本』その一
子供に語り聞かせる満洲史
人口三千万の島国の日本人がいまや「大国民」になった
満洲はいまの中国の領土ではなく、満洲人の故国だった
ロシアに食い荒らされる満洲
漢民族のしたたかさ、数の脅威を忘れてはいけない
満洲の人口の九割は漢民族になってしまった
漢民族の本質を知らなすぎた日本人の「悲劇」

第六章 長與善郎『少年満洲讀本』その二
満洲事変勃発までの経緯
ロシア、イギリスといった大国の欺瞞を暴く
満洲建国と日本の立場
日本の公平な植民地経営には治外法権など無かった
満洲は、資源に乏しい日本の生命線だった
近代都市・大連に上陸、一歩を進める
満鉄に見る「日本の底力」
満鉄の苦しかった時代
満洲の夜明け、満洲の発展

第七章 長與善郎『少年満洲讀本』その三
遼東半島を北上~満洲の農業事情
満洲のコーリャン、大豆、コメ、ダムについて
通貨がメチャクチャだった満洲の幣制改革
「協和会」および満洲の大平原
満洲国の発展する首府・新京の姿
英米が恐れた満洲における日本の植民地経営
中国恐るるに足らず

第八章 支那の排日の八つの原因
日本人とはまるでちがうシナ人の特性
シナ大陸における反日運動の前史
シナにおける排日の要因~①思想的背景
シナにおける排日の要因~②日清戦争における敗北と拙劣だった日本外交
シナにおける排日の要因~③日本蔑視、遠交近攻、民衆の無知
シナにおける排日の要因~④日本側に経済的弱点がある
シナにおける排日の要因~⑤反日教育
シナにおける排日の要因~⑥経済的利害の衝突
シナにおける排日の要因~⑦政情不安
シナにおける排日の要因~⑧運動の職業化

第九章 排日の担い手は英米系教会からロシア共産主義へ
保護関税の代わりに外国製品ボイコットに出た
排日運動三つの要因
排日は絶対に無くならない
英米系キリスト教会がリードした排日運動
排日の主役は中国共産党からさらに国民党へ
排日を担った「学生組織」の消長

第十章 支那の国民性と黄河決壊事件
シナ人の国民性~「嘘」と「信用」
シナ人の国民性~態度をコロコロ変える「多面性」
シシナ人の国民性~カネにならなければ動かない「利己主義」
シナ人の国民性~「形式」と「虚偽」の国
シナ人の国民性~「出世」と「金儲け」に目の色を変える
黄河決壊事件の概要
黄河決壊の暴虐
黄河決壊に関するスペイン紙の論評
「黄河決壊を機に皇道を知らしめよ!」

第十一章 現実家・長野朗が見た理想郷・満洲の矛盾
満洲はすでに漢人のものになってしまった!
ますます緊密化する満洲とシナ本土との結びつき
張作霖父子の興亡史
軍閥割拠で混沌としている満洲の現状
満洲はほんとうに独立することができるのか?
満洲大移住を計画した章炳麟の慧眼
満洲の進むべき道は?
「住民自治」を主唱した長野朗の理想主義
「五族」住み分けという長野提案
こんな満洲論も憶えておいてほしい

あとがき

文献一覧

[巻末付録]表題に「満洲」と入った焚書図書一覧(作成:溝口郁夫)