土門拳が封印した写真
- サブタイトル
- 奇才と予科練生の知られざる交流
- 編著者名
- 倉田 耕一 著/土門 拳 写真
- 出版者
- 新人物往来社
- 出版年月
- 2010年(平成22年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 285p
- ISBN
- 9784404038807
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/Ku56
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
土門拳が封印した写真
写真の鬼 ギョロ目写真家
人や物を底まであばくレンズ
封印がとかれた予科練生の写真
子供たちを活写した土門の出発点
次女の不慮の死
予科練の少年をとおして「時代精神」を追及する
時代を逆照射する歴史的証言
大空にかけた青春 -予科練の群像-
第一章 母なる湖、霞ヶ浦の日々
1 入隊後の練習生の生活
2 生死を異にした同郷の二人
3 鉄拳がとぶきびしい訓練
4 「罰直」とよばれる制裁
第二章 予科練体操
1 思い出の体操とアルバム
2 予科練体操で美技を披露
3 「フープ」を操り鍛錬の成果を示す
第三章 山本元帥像
1 山本五十六大将の戦死
2 土門が撮った卒業記念写真
3 任務ふりわけに手相・骨相も
第四章 米本土に焼夷弾を投下した男
1 死の床でのモールス信号
2 公に殉ずる自己犠牲
3 グラマン機との戦い
4 消えた日記
5 爆撃地との日米親善
第五章 下駄ばき機(水上機)
1 北浦空での飛行訓練
2 米艦載機による北浦襲撃
3 飛行予備学生
4 貴様と俺
5 特攻隊員の恐怖
6 津波の泥のなかでみつかったノート
第六章 分隊長の手紙
1 地獄の谷田部
2 海軍精神注入棒
3 一周一〇キロの飛行場を走る
4 不慮の戦死をした戦友
5 ノートにはった土門の写真
6 谷田部空での土門拳
第七章 神風特別攻撃隊「昭和隊」
1 「昭和隊」生存者
2 鹿屋基地への前進
3 八月十五日の特攻
4 鶴田浩二、西村晃、千宗室
第八章 冬将軍
1 「海軍には四十八手の罰直があるぞ」
2 銀世界のなかでの飛行
3 瞬時の出会いと別れ
第九章 昭和二十年六月十日
1 公式記録のない空襲
2 "緑衣"の天使たち
3 時間差のある波状攻撃
4 滑空機で訓練
第十章 ロケット戦闘機「秋水」
1 最高の待遇だった秋水隊
2 墜落した一号機
3 目的を知らされない訓練
第十一章 特別休暇
1 「特別休暇だ、理由はわかっているな」
2 "砂利道"人生
3 出撃直前に被弾
第十二章 玉音放送
1 機銃掃射による負傷
2 真夏の太陽のもとのラジオ放送
3 誰にも見せなかった土門の写真
もうひとつの予科練-異籍の民、林栄貞の生涯
1 幻の土門拳写真集
2 台湾、朝鮮半島出身者の終戦
3 保管されていた名簿
4 帰国にさいし上官に餞別
5 自活を余儀なくされた台湾組
6 クリスマス・イブの別れ
7 台湾帰国後の日々
8 「異籍の民と君はいう」
おもな参考文献
あとがき
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626

