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近代日本の戦争

サブタイトル1~10
20世紀の歴史を知るために 岩波ジュニア新書;305
編著者名
色川 大吉 [著]
出版者
岩波書店
出版年月
2007年(平成19年)4月
大きさ(縦×横)cm
17×
ページ
222p
ISBN
4005003052
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/I66
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

はじめに -戦争と人間のいのち
「いのち」の尊さとは何か
自虐史観とは

第一部 第二次世界大戦とは何であったか
Ⅰ 第二次世界大戦のなかのアジア太平洋戦争
1 二〇世紀 -戦争の時代
2 前史としての日清・日露戦争
  最初の対外戦争 -日清戦争
  世界史的な日露戦争
3 スペイン戦争と第二次世界大戦
  世界大戦への導火線
  スペイン戦争こそ第二次世界大戦のリハーサル
4 日中戦争と太平洋戦争の関係をどう考えるか
  日中戦争とは何か
  太平洋戦争と切り離せるか
Ⅱ アジア太平洋戦争 戦局の推移と国民の生活
1 1941-42年 -国民には知らされなかった戦争
  開戦に向けての心の準備
  欧州大戦から世界大戦へ -運命を分けた一九四一年
  戦時色一色
  北進論か南進論か
  真珠湾奇襲 - ライシャワーの回想
  緒戦の大勝利を美化
  放送と情報管理の徹底
2 1942-43年 -臨戦体制と総動員
  太平洋戦争の転換期
  戦争と文化人
  南方侵攻の目的
  国民の生活窮乏
  戦線総崩れ
  国民総動員令下の庶民意識
  学徒出陣の秋
3 1944-45年 -敗戦、廃墟への道
  戦局の大転換 - 一九四四年六月、ノルマンディーと           サイパンへの上陸作戦
  もしも、このとき停戦していたら・・・
  決戦体制下の国民生活
  女も挺身隊に
  破局へ
  東京大空襲・・・アメリカの戦略爆撃
  原爆投下はなぜなされたのか
  特攻隊で死んでいった若者たち
  アジア太平洋戦争とは何であったか
  「大東亜共栄圏」のためという「聖戦」の矛盾

第二部 戦後五〇年とは何であったか
Ⅰ 第二次大戦後の戦争 朝鮮戦争、ベトナム戦争、
  湾岸戦争
1 戦後世界にも平和はない -五〇年をふりかえって
  二十余の内戦・戦争
2 朝鮮戦争とは何であったか
  南北分断の悲劇
  朝鮮全土を戦場に
  朝鮮戦争と日本
3 戦後最大の戦争に発展 -ベトナムに平和を
  フランスからアメリカへ
  苦戦する海兵隊と反戦運動
  ベトナム戦争の世界史的意義と日本
4 湾岸戦争という名の奇妙な戦争
  誰がサダム・フセインに力をつけたか
  「国連協力」という名の国家エゴ
  この戦争が日本に残したもの
Ⅱ 敗戦後の日本 
1 敗戦 -「国破れて山河あり」
2 昭和二〇年代 -戦後改革から講和まで
  廃墟から立ち上がって
  GHQによる改革
  「逆コース」への転換
  朝鮮戦争と吉田茂の時代
3 昭和三〇年代 -政治の季節から経済の季節へ
  アメリカの軍事基地となった日本
  皇太子妃ブーム
  六〇年安保デモ
  エネルギー革命の犠牲
  東京オリンピックを目標に
4 昭和四〇年代 -経済大国の明暗
  「昭和元禄」の時代
  生活革命と公害
  ベトナム戦争と日本
  若者の反乱-文化に政治に
  反戦運動と沖縄県民の闘い
5 昭和五〇年代 -金満ニッポン、矛盾が噴出
  尊敬されない大国
  市民運動の渦-戦争の危機の切迫
  繁栄の陰に-保守化した国民意識
  新しい型の犯罪
  校内暴力のゆくえ
  鉄の三角同盟
6 昭和六〇年代 -昭和の終焉
  米ソ和解に歩みよる
  中曽根・竹下内閣のバブル政治
  見棄てられた若者たち
  天皇の病気で自粛
  若者にとっての裕仁天皇
7 平成の時代 -冷戦の終結の後に
  国際化しない日本
  「昭和」から「平成」に変わる日
  バブルの笑劇
  五五年体制の崩壊
  非自民内閣の成立
  村山社会党の「裏切り」
  戦後五〇年(一九九五)の大事件
  平成大不況へ突入
8 二一世紀を目前に -舵を失い漂流する日本丸
  一〇年刻みにふりかえる
  深刻な経済と政治の体質
  戦後達成できたこと
  宿題としたこと
  「顔のない国」から「平和の懸橋」へ
おわりに -戦争責任と歴史認識
  事実と認識
  根深い被害者感覚
  近代史の学び直し
読者案内
あとがき