図書目録トウキョウ サイバン オ ヨム資料番号:060004009

「東京裁判」を読む

サブタイトル
編著者名
半藤 一利 著者/保阪 正康 著者/井上 亮 著者
出版者
日本経済新聞出版社
出版年月
2009年(平成21年)8月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
437p
ISBN
NDC(分類)
329
請求記号
329/H29
保管場所
開架半藤文庫
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序章 歴史の書庫としての東京裁判
鼎談 国立公文書館資料を読む前に

第1章 基本文書を読む
特別宣言 連合国が日本の指導者を裁く根拠
裁判所条例 ナチスを裁くニュルンベルク裁判に準拠
起訴状 共同謀議理論を適用
鼎談 基本文書を読み終えて

第2章 検察側立証を読む
冒頭陳述 「勝者の裁き」ではなく「文明の裁き」
日本の戦争準備 軍事教練、思想・言論・政治弾圧
中国大陸での謀略 張作霖爆殺、満州事変から日中戦争へ
南京虐殺事件の証言 裁判の大きな焦点
三国同盟と対ソ戦準備 対米英「侵略戦争の共同謀議」の始まり
日米開戦への道 衝撃を与えた米国の通信傍受
裁かれた「真珠湾」 米国最大の狙いは「だまし討ち」の立証
捕虜・市民の虐待 問われた指導者としての責任
鼎談 検察側立証を読み終えて

第3章 弁護側立証を読む
冒頭陳述 被告・弁護団内でも異論
侵略の定義とは 不戦条約違反は日本だけではない
満州での謀略否定 「自衛のための戦い」と主張
虐殺事件で反論 文書焼却が被告弁護を不利に
「ソ連こそ侵略国」 ノモンハンでの国境論争
追い込まれた日本 米国の経済制裁でやむにやまれず開戦
「真珠湾はだまし討ちではない」大統領親電遅延工作を否定
「捕虜虐待は偶発」 事情を知らされていない被告に責任はない
鼎談 弁護側立証を読み終えて

第4章 個人弁護と最終論告・弁論を読む
広田弘毅の和平追求と無策 「中国との和平、英米との融和を望んでいた」
木戸幸一の軍批判 「私の生涯は軍国主義者と闘うことに捧げられて来た」
「平和主義者」という弁護 太平洋戦争開戦時の陸海軍軍務局長
嶋田と東郷の対立 対米最後通告の遅延問題をめぐり
東條英機の弁明 「夢想だもしていなかった」
検察側反証 『原田日記』『木戸日記』という暴露文書
白鳥敏夫の憲法論 皇室のキリスト教化と戦争放棄
最終論告・弁論 「門を閉めるとき」
鼎談 個人弁護と最終論告・弁論を読み終えて

第5章 判決を読む
侵略の謀議認定 真珠湾攻撃の「だまし討ち」は認定せず
デス・バイ・ハンギング 「平和に対する罪」だけでは死刑にせず
割れた判事団 多数派七人で起草・討議、四人は別の意見書
鼎談 判決を読み終えて

第6章 裁判文書余録
東條終戦手記 「国民の無気魂なりとは夢想だにせざりし」
嶋田繁太郎巣鴨日記 ほとんど朝昼晩の食事内容のみ
鼎談 新発見の文書を読み終えて

あとがき
参考文献

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