図書目録アカイ ナミダ資料番号:060003829

赤い涙

サブタイトル
東京大空襲・死と生の記憶
編著者名
村岡 信明 [著]
出版者
クリエイティブ21
出版年月
1999年(平成11年)3月
大きさ(縦×横)cm
27×
ページ
159p
ISBN
4906559131
NDC(分類)
911
請求記号
911/Mu55
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

赤い涙
目次
まえがき
第一章 夜の記憶
夜の記憶
死は確実に襲ってきた
冷たい防空壕の中で
◆エッセイ1◆死と生 一瞬の差
死の予告サイレンが鳴る
だんだん空気が薄くなる/地下防空壕
数千人の避難民が通り過ぎていく
火に追われる母子
静かに経を唱える老人
死と死のあいだを歩く男
炎の中を逃げる親子
死んだ子を背負って 逃げる母親
生まれるまえに殺された
母と子の死の別れ
少女が落としていった人形
魚屋のおやじが爆死した
死と生の距離
炎の中で狂う 死踊りを見た
泣き叫ぶ少女の声が聞こえる
炎の中で泣く赤ちゃん
人間は なすすべもなく殺されていった
燃えながら出てきた男
橋から飛び下りるしかなかった
死のダイビング
炎の中で母を呼ぶ はぐれた子ども
死と死の間隙の生
すがるのは 祈りだけか
またひとり 炎に吞み込まれていった
崩れ落ちる火の中で
◆解説 東京大空襲
第二章 朝の記憶
◆記録 一九四五年(昭和二十年)三月十日
地獄の光景
死体の下を川が流れていた
合掌
目を潰された老人が歩いてくる
口惜しかったでしょう
お母ちゃん 起きてよーッ
どこへ行くのかさまよう老女
◆エッセイ2◆炎とたたかった夜
清澄庭園の冷たい池の中で
ホロコースト
太陽も泣いている
まだ燃えている服を着て歩く男
あたい綺麗になったでしょ
私の子どもを知りませんか
顔のない焼死体
顔だけ焼け残った死体
飛び降りるしかなかったSさん
ヘドロの中から顔が出てきた
死んだ子を抱きしめる母親
◆エッセイ3◆夜明けの再会
生きていた小さな命
ボロボロの抱擁
母ちゃんがいるから大丈夫
黒い塊になったAちゃん
明治小学校の講堂に寝る
お姉ちゃんは泣かないよ
◆エッセイ4◆ 初恋
弟の手をひいて逃げるKちゃん
奪われたすべてを返せ
おお 生きていた
ああ もう乳が出ない
第三章 生きるたたかい
買い出しに行った母を待つ子どもたち
焼け跡で生まれた赤ちゃん
悲しみは子どもの胸に
ひとりだけ生き残った美智ちゃん
焼け跡の夕焼け
春雷
焼け跡で雑炊をすする子ども
買い出し
食べるためにたたかい 死んだ父親
校章を磨く子ども
たたかう先生
◆エッセイ5◆生きてるよな!神谷一君
グレのはじまり
生きるたたかい
◆エッセイ6◆戦火に追われて
東京原人
のばあきちゃんは東京原人
吹雪の黒沢尻駅
◆エッセイ7◆あれが母の里の灯だ
あれがお母ちゃんの実家の灯だ
夜になると出かける美智ちゃん
第四章 金君の記憶
キムチ
金君、故郷を想う
殉職した恩師 板山先生
火風の中にオモニの声
十万人の中の朝鮮人
◆エッセイ8◆金君、いまどこにいる
第五章 レクイエム・東京大空襲
東京カタコンベ
黒い亡霊
すすり泣く死者の声が聞こえてくる
◆エッセイ9◆〈炎の夜〉以前-少年時代の記憶
静かな祈り
レクイエム東京大空襲
東京原人の手形
あとがき
絵画撮影 原田文裕

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