第6回 国際平和博物館会議報告集
目次
第6回国際平和博物館会議の特徴と成果について(安斎育郎、高杉巴彦)
地球的問題を解決するためのピース・リテラシーをどう築くか-第6回国際平和博物館会議で議論されたこと-(藤岡惇)
開会挨拶(高杉巴彦)
京都市長歓迎メッセージ(門川大作)
主催団体代表挨拶(川口清史)
組織委員長報告(安斎育郎)
第6回国際平和博物館会議へのメッセージ(セルジオ・デュアルテ)
平和メッセージ(デズモンド・ツツ大司教)
イマジン・ピース(オノ・ヨーコ)
平和のための博物館-過去、現在、そして未来-(ピーター・ヴァン・デン・デュンゲン)
平和のための博物館に対する私の期待(野中廣務)
平和、平和博物館、平和のための博物館の定義(安斎育郎)
核軍縮を促進するために発揮された市民のイニシアチブについて(ケイト・デュース)
地雷除去に挑む-豊かで平和な大地への復興-(雨宮清)
過去の克服と和解の空間としての平和博物館(君島東彦)
愛国主義と平和-平和博物館の日本帝国史展示と東アジアにおける和解-(吉田俊)
平和博物館のいまを書きとめるー内から眺めた国際平和博物館会議の記録-(福島在行)
平和博物館を実用的な平和教育としてどのように利用するか(村上登司文)
昨日の晩、僕はこの上なく不思議な夢を見た-きのう見た夢(平和の誓い)-(William. P. Shaw)
スリランカ、サハジーバナ(Sahajeevana)共生センター(Faye Ruck-Nightingale)
サマルカンド平和・連帯国際博物館-異文化対話の手段としての平和展示-(Anatoly I. Ionesov)
平和を実現するために-ベトナム戦争証跡博物館の取組み-(Huynh Ngoc Van)
地域という枠組みにおける近代の戦争と平和の考察-東アジアの事例を通して-(山口亮)
地域における平和への望み(Sajid Ishaq)
「平和のための博物館」委員会の活動(Tina Felcita Levati)
平和の感受性をそだて、日常をかえる平和博物館-韓国の経験から-(キム・ヨンファン)
紛争後の社会における融和の場としての平和博物館-グアテマラの事例から-(Maria Villarreal)
真実を教えながらも希望を与え、歴史への参画意欲を高める学習と展示のありかた(岩下美佐子)
カリキュラムの重要性-教室における平和と社会問題についての教育の発達と提案-(Joyce Apsel)
平和と発展のためのオリンピズム-民族対立を抱えるコミュニティーの活動について-(Alexis Lyras/Eleni Kotziamani)
情報技術を活用して世界各地の平和の記念碑・記念空間をネットする(Edward Lollis)
平和のための国際アートプロジェクト-平和教育のルーツとして(Katherine Josten)
国境なき奇術師団(トーマス・バーナー/ジャネット・フレデリックス)
《原爆の図》のある空間から-丸木美術館で考える芸術から平和への可能性-(岡村幸宣)
平和の想像・創造・共有の場としての平和博物館-ポーポキ・ピース・プロジェクトの実践を参考にして-(ロニー・アレキサンダー)
山梨平和ミュージアム(YPM)開館の意義と課題(浅川保)
「平和のコンビニ」ネットワークをつくりませんか-カナダ・バンクーバーの自宅に平和発信の空間を創った経験から-(乗松聡子)
千葉県鴨川の自宅に開いたハーモニクス・ライフセンターの経験(きくち・ゆみ)
創立20周年を迎えて(岡村正弘)
フューチャー2008プロジェクト(Roger Mayou)
オランダ戦争レジスタンス記念博物館の変化の局面(Erik Somers)
ゲルニカ平和博物館に見るバスク紛争(Iratxe Momoitio Astorkia)
平和教育の担い手としての平和ミュージアム(秋林こずえ)
旅がつくる平和-ピースボートの活動から-(高橋真樹)
被爆地の博物館をベースに日米カナダの学生は何を学んだか-国際平和交流セミナー(広島・長崎プログラム)の魅力を考える-(藤岡惇/乗松聡子)
ピース・リテラシーを育むための大学と博物館の連携(Roy Tamashiro)
ブラッドフォードの街のなかに平和の径をつくる(Peter Nias)
東アジアの和解と平和のために-朱鞠内「笹の墓標展示館」の活動-(殿平善彦)
南京虐殺の過去を共有し平和な未来を築く-演劇とドラマセラピーによる体験的心理学の手法を使って-(村本邦子)
中国帰還者連絡会の活動(芹沢昇雄)
平和と国際理解(パトリック・ワーグナー)
ミライ平和公園プロジェクト-融和への道-(Phan Van Do)
惨劇と悲嘆におおわれたところほど平和な暮らしを強く願う(Nguyen Dang Vu )
岡まさはる記念長崎平和資料館の活動(高實康稔)
どうすれば戦争博物館を平和博物館に変えられるか-靖国神社付属の遊就館の事例を考える-(長谷川順一)
汝の敵を愛せよ-平和教育における軍事博物館との協力-(Clive Barrett)
アウステルリッツの三帝会議(1805年)を素材に戦争の真実を描く(Jaromir Hamak)
日本における戦争博物館の復活と平和博物館の課題(南守夫)
平和の歌「ねがい」を広めて(長田寿和子)
「書く」「編む」という伝え方(山内豊)
フェルナンド・モンテスの平和の絵画(Marcela Montes)
ピースマスク・プロジェクト(キム・ミョンヒ)
人類史の転換期における朝鮮半島と日本列島の地政学的役割(小松昭夫)
ベトナム・戦後報道と平和博物館における写真の役割(村山康文)
平和文化の創造-物語の叙述と歴史の解釈-(曹鉄栄)
「戦争体験」に依存することの難しさ-戦争展示の今日的課題-(原山浩介)
日本における地域歴史博物館での15年戦争の展示のあゆみ(山辺昌彦)
日本の平和博物館におけるNGOの役割-大阪国際平和センターの場合-(山根和代)
全国の戦争展運動の現状と課題(二橋元長)
正義と調停のための過去の記録(Kalyan Sann)
ピース・サンクチュアリをネパールに(Kunda Dixit/鎌田陽司)
平和教育がない平和博物館はいらない-平和を行き渡らせるためのルワンダ博物館-(Karen Knipp-Rentrop)
第五福竜丸は航海中-第五福竜丸展示館からの発信の意義と課題-(安田和也)
イメージの力-恐怖から癒しまで-(SuZen)
平和教育のための平和博物館の利用-インド人の観点から-(Balkrishna Kurvey)
日本軍による「慰安婦」被害を記録し、記憶するために-アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」の試み-(池田恵理子)
ナヌムのハルモニたちの活動(村山一兵)
オーラル・ヒストリー その始め方-英国ブラッドフォード平和博物館の事例-(Julie Obermeyer)
インドとパキスタンの間の紛争の解決をめざして-ひとつの学校における取り組みの紹介-(Preeti Shankar)
ペルーの平和博物館設立構想に思う(Martha Llanos)
世界を変える子供たちとの仕事-子供たちとの教育的、活動的組織としての平和博物館への反映-(M. Zulfiqar Ali)
戦後を後世に伝える-ヨーロッパの2つの街、コベントリーとドレスデンの体験談-(Andrew Rigby)
開会行事および基調講演
今、平和のために芸術ができること(イ・チャンドン/千住博)
平和博物館は可能か?(五十嵐太郎/椿晃/渋谷城太郎)
芸術と平和-<ローカルな知>からの問いかけ-(赤坂憲雄/浅田彰)
平和博物館と平和市長会議-核兵器のない平和な世界への道-(秋葉忠利)
被爆証言(高橋昭博)
核兵器廃絶のためにわれわれに何ができるか(寺本貴司/森瀧春子/スティーブン・リーパー/ピーター・ヴァン・デン・デュンゲン/今中亘)
平和のための博物館国際ネットワーク総会議案書