悲しみの傷痕

《大賞》
合歓の花咲く里（西口武志）
《入選》
つづきのおはなし（小林円）
祖父とイチジクの記憶（糸村優花）
付録の人生（深澤敬次郎）
つらい思い出（工藤矩弘）
英雄・次郎さんのこと（原口美恵子）
飢餓と少年（船平晩秋）
いのち（香月）
祖母の花びん（夕唯）
祖父の軍事郵便ハガキ（弘田義仁）
終戦三日前のこと－母から聞いた話（遠藤望）
切手のない手紙（栗原暁）
忘れることは許されない（鈴木知英子）
戦争のこと－孫への手紙－（長谷川正子）
韓国の老人（橋本弘明）
祖母の願い（酒井絹永）
今の私にできること（早山桂子）
映画『硫黄島からの手紙』と私の戦争体験（浜崎慶嗣）
父の古い旅行かばん（平井保）
外から見る内（クエスト順子）
蝉（山口一）
蕎麦の花（谷崎祥）
六歳のころ（奥居紀子）
三人の復員兵（桐村緋佐子）
白いスカーフ（いとうみつる）
タミちゃんのお手玉（KAZU.MA）
赤紙（田渕晴子）
責任を取って割腹自殺した校長先生（伊豆儀巳）
パラン一丁で生活する原住民と暮らして（奥隆行）
遠花火（岡本清二）
張り付いたビンタの痛み（鈴木益子）
夏の臭い（横山悦子）
十円玉と傷痍軍人（菊地敏夫）
ひたすら食べるために（今田淑子）
少年の視線（西垣正之）
祖父のこと（福丘邦）
十二月二十八日（池田敬子）
戦争「第二次大戦」と五右衛門風呂と父（重久弘道）
あの山の向こうに（嶋乃椿）
肉まんで繋がった命と喜ばないで（四宮慶子）
おとうさんは、人を殺したの？（清水美智子）
あとがき（「忘れないあのこと、戦争Ⅱ」発刊委員会）