図書クジラ ソノ レキシ ト カガク060003509

クジラ その歴史と科学

サブタイトル1~10
編著者名
小松 正之 著者
出版者
ごま書房
出版年月
2003年(平成15年)6月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
237p
ISBN
4341082442
NDC(分類)
664
請求記号
664/Ko61
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

まえがき

第1章 クジラの生態を知る
世界には83種類のクジラ
歯があるかないかの分類
大型鯨類と小型鯨類という分類
地球上最大の哺乳類はシロナガスクジラ
さまざまな名前のついたクジラ類
精子が山ほど頭のなかにつまったクジラ
クジラの食事と水分補給方法は?
マッコウクジラのオスはハーレム状態を満喫するのか?
シロナガスクジラが増えない理由
クジラは長寿動物だ
クジラが生きたまま座礁する謎

第2章 クジラを守る-クジラの管理
クジラの頭数をどう数えるのか?
最初はクジラ資源保護が主目的ではなかった管理
IWC(国際捕鯨委員会)とは?
揺れる鯨油をもとにした管理
鯨油はもういらなくなった
無力化した厳しい管理方式
複雑化するクジラの管理方式を巡る議論
反捕鯨国がこだわっている点は?
調査捕鯨は国際捕鯨取締条約に基づく正当な活動だ
日本の調査捕鯨

第3章 クジラを食べる-クジラの食文化
正規のクジラ肉の入手源とは?
豊富なタンパクで美容にもいいクジラ肉
成人病予防ともなるクジラ肉
アレルギーにも効果をあげているクジラ肉
日本以外にもクジラを食べる国はどこ?
最初は一部の人の食べ物だったクジラ
庶民の食べ物となった文化・文政時代
日本で発達したクジラの珍味あれこれ
江戸時代のクジラ料理本『鯨肉調味方』
シーボルトもクジラを食べていた
日韓外交のもてなし料理にクジラが登場
明治・大正時代にも奨励されたクジラ料理
学校給食の人気メニューとなったクジラの竜田揚げ
クジラ肉の現代風アレンジ
どのクジラがいちばん旨い?

第4章 日本人とクジラのかかわり-日本史に見るクジラ
縄文時代から日本人はイルカ・クジラを食べていた
捕鯨は紀元前の時代から始まっていた?
『古事記』や『日本書記』に登場するクジラ
クジラは獣ではなく魚と考えた日本人
専業集団「鯨組」の誕生
日本独特の「鯨捕り式捕鯨」の誕生
大規模組織となった鯨組
各藩の有力者となっていく鯨組の首領
庶民に普及
寛政の鯨
井原西鶴が描いた鯨長者
クジラ供養
衰退した網捕り式捕鯨
近代捕鯨の導入、そして南氷洋へ
戦後の日本に希望を灯した捕鯨産業
江戸時代のホエールウオッチングとは?

第5章 世界のクジラのかかわり-世界史のなかのクジラ
ヨーロッパで最初に捕鯨をはじめたのはバスク人
ヨーロッパで花開いた捕鯨
アメリカ開拓史の裏にある捕鯨
ペリー来航の目的はクジラ
アメリカの近海から姿を消したクジラ
メルヴィルの傑作『白鯨』に登場するクジラ
南氷洋に目を向けたヨーロッパの捕鯨船団
近代捕鯨をリードしたノルウエー式捕鯨
クジラとイルカの擬人化
アラビア人が好んだ竜涎香
対談 日韓の捕鯨交流史

第6章 今後クジラとどのようにかかわるか?
世界は捕鯨賛成が半数
捕鯨反対の意見とは?
IWC科学委員会の指摘とは?
クジラは増えている
「残酷」と「殺生」という考え
現在も大捕鯨国アメリカ
クジラは大量にサカナを食べる
ミンククジラのすさまじい食欲
どれだけクジラが食べるのか
クジラだけが保護される弊害
適切な資源管理の必要性

あとがき