図書センセキ ニ イノル060003380

戦跡に祈る

サブタイトル1~10
編著者名
牧野 弘道 著者
出版者
産経新聞出版
出版年月
2007年(平成19年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
343p
ISBN
9784863060081
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Ma35
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

まえがき

1 満州(中国東北部)
ソ満国境要塞地帯
東安駅爆発事件の悲劇
朝鮮族と狗肉、稲作
陸軍最大の巨砲、四一センチ榴弾砲
残っていた第十一師団と第五軍司令部
密山の屋台の夜は更けて
何もかも真新しい東寧の街
精強師団は次々南方へ抽出
ソ連軍の火事場泥棒的侵攻
栄山陣地の圧勝劇
虎頭・東寧の本家争い?

2 満州・後編 日露戦争の古戦場巡り
「満州銀座」を行く旅
強大な旅順東正面の要塞地帯
完全に復元された水師営会見場
乃木大将は日本国民を騙した?
壊された乃木大将の詩碑
江沢民反日教育の極め付き
雄大な首山堡の戦場
第一軍の九連城攻略劇
抗美援朝記念館の大パノラマ
偽満州国の遺物がズラリ
大連の街を誇りに思う
慰霊行為厳禁の秘密
シェパードとサラブレッド

3 東部ニューギニア戦線
ウエワクからマダンへ
補給に泣いた第十八軍
ブッシュに阻まれて
よく働いた工兵部隊
孤立無援の中のアイタベ作戦
ジャングルに残る高射砲陣地
モダンなマダンの町並み

4 ラバウル再訪
噴煙でラバウル便飛ばず
最後まで健闘した零戦
山本元帥が飛んだ飛行場
トーマ高地から見たジャングル
降伏調印に筋を通した草鹿中将

5 パゴタのビルマ戦線
戦没者十万のイラワジ会戦
札束でポケットがふくらむ
壮観、パガンのパゴタ群
ミャンマー土産に推奨の漆器
「鎮魂の水」の慰霊碑
奮闘した重砲兵連隊
メイクテーラの激戦地
二階級特進のエース
高崎連隊の慰霊碑
意外にあった日本軍の機動力
ザガインヒルの日のンのパゴタ
軍歌、童謡を歌ってくれた老女
涼しい軍都メイミョウ
復員前に建てた慰霊碑
田中参謀長と辻参謀の対決

6 桃源郷・雲南戦線の激闘
壮絶!拉孟守備隊の玉砕
朱徳が学んだ雲南陸軍講武堂
芒市から主戦場の龍陵へ
天然の要害の拉孟陣地
兵力差32対1の攻防戦
脱出成功は三人でなく二人
雲南人は働き者が多い
一キロ四方の騰越城に籠もる
兵力差24対1の戦い
空中投下で手榴弾を補給
奇跡的に焼け残った孔子廟
国境の町ワンチンの橋

7 鹿児島県の特攻基地巡拝
満開の桜に迎えられて
水上機特攻の指宿基地
沖縄戦がピークの特攻攻撃
じっくり見たい隊員の遺書
特攻は無駄死にではなかった

8 マニラ東方山地の悲劇
一番の飢餓地獄はどこか?
当てにならない戦死公報
マニラの水源地イポ・ダム
「信州毎日」記者たちの悲劇
千早城みたいなワワ・ダム
柔らかい下腹部アンチポロ
インファンタでの慰霊祭
比島寺の慰霊碑群
巧妙な藤兵団の欺瞞行動
最後はバナハオ山に籠もる
ヤシの芯を食い荒らされた恨み
山下、本間将軍終焉の地
モンテンルパでの思い
マニラ市街戦の激戦地

9 北部ルソンの山岳地帯
ボントック道、21Kの先
斉藤、谷口さん兄弟の思い
斉藤曹長、カバヤンでの最期
トッカンへの道
ダタの国営ホテルの接待
バナウエからファームスクール
ソラノとバヨンボン
ジープニーでサラクサク峠へ
「撃」の天王山争奪戦
マレコのオマリオ先生
車でしか進まない米軍
少佐参謀が師団長に指示

10 レイテの山野に父・牧野四郎を思う
ただ一人生命不明の師団長
たった一つのコンクリート壕
悲観論者の黒田軍司令官
父が犯した誤断
渡辺利亥参謀の回顧談
櫟少尉の『私の戦争』
「養生」一途に生き延びる
「星」上陸のサンイシドロ
精鋭もジャングル戦には通用せず
七月まで生きていた?
「自活自戦」の惨憺たる結末
それぞれの遺族の思い
マバラカツトの特攻記念碑

11 エピローグ
六十二年目の奇遇
パッカードと「弟」が決め手
アニード氏の戦争観
親友だった日本兵を殺したアメリカ兵