私の昭和の戦争
- サブタイトル
- 編著者名
- 半藤 一利 著者
- 出版者
- アスコム
- 出版年月
- 2007年(平成19年)5月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 237p
- ISBN
- 9784776204169
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/H29
- 保管場所
- 開架半藤文庫
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
ノモンハン戦を回顧する
圧倒的な装備の違いで死傷率32%という悲劇を
もたらした激戦。兵士たちが見た戦場の実相とは。
致命的に機動力不足だった第二十三師団
自主的に国境を確定せよ-小松原師団長
東支隊の死体を置いて退がるとは何事だ-辻参謀
不可避だった第二次戦闘
地形も日本軍に不利だった
一本の橋が生命の綱
建軍以来最大の砲撃戦
ソ連軍の八月大反撃
死傷率三二パーセント、そして各連隊長の自決
われ真珠湾上空にあり
映画「トラ・トラ・トラ!」では華々しく描かれている
真珠湾攻撃。その大戦果をもたらした飛行機乗りたちは
何を見たのか。
飛行機隊は作戦に反対だった
「太平洋夜話」うらばなし
奇襲か、強襲か
戦艦・アリゾナ轟沈
なぜ二次攻撃をしなかったのか
シンガポール陥落
白人の絶対的優位という伝説を吹き飛ばした大作戦。
この華々しい成功を陰で支えた作戦参謀が語る
マレー戦の発端から終局まで。
極秘裡に発足した台湾軍研究部
ビルまで暗躍した“藤井猛”という男
小冊子『これだけ読めば戦いは勝てる』
参謀総長の秘密の訓令
飛行場の確保が第一の焦点に
国境線をくまなく偵察
海軍の兵力不足で真珠湾攻撃を察知する
いよいよマレー上陸
加藤隼戦闘機隊とマレーの虎“ハリマオ”
空前絶後の銀輪部隊
三万対十万の戦い
山下軍司令官の「イエスかノーか」交渉の真相
虐殺事件はあったのか
比島決戦を誤らせたもの
台湾沖航空戦の戦果誤判断は、南方総軍と第14方面軍の
対立を生み、レイテへの兵力逐次投入という愚行を招いた-。
机上だけの捷号作戦計画
戦勝に沸いていた大本営と南方総軍
鶴の一声で決まった必敗覚悟の作戦
電報を握りつぶした大本営参謀
一月上旬米軍上陸を予測していた!?
不発に終わったマッカーサーへの秘密工作
教育と人事の間違いが悲劇を生んだ
陸軍中央部から見た太平洋戦争
参謀本部ロシア課から編制動員課長を経て、
終戦時、陸相秘書官であった林氏が初めて明かす
戦時下の陸軍中央部。
参本ロシア課の判断は正確だった
異なった関東軍作戦参謀とロシア課の物指し
中立条約締結の意図を見抜いていた
「ドイツはソ連に勝てそうもない」
不思議な日本陸軍のソ連軍観
編制動員課長へ異動した経緯
今なお心の痛む特攻の決定
秘書官から見た阿南陸相
「自分は西郷さんのように担がれそうだ」
栄光の駆逐艦「雪風」、四人の勇猛館長
激戦に投入され戦果を上げつつ、
ほとんど無傷で終戦まで生き残った「奇跡の駆逐艦」。
その四人の艦長が語る「海の野武士」駆逐艦乗りの勇姿。
あらゆる海戦で活躍し生き残った武運めでたい艦
良き艦風を歴代艦長が育てあげた
十指に満たなかった戦死者
駆逐艦乗りは海軍の野武士
日本海軍、和平への道程
早く講和を結ばないと日本は大変なことになる-。
戦争指導部員、海上護衛総司令部参謀だった大井氏が
戦中秘話を語る。
早期和平論を意見具申
「最前線へ送られるぞ」
外務省の意向を打診するが…
独ソ和平をめぐって重光外相に直談判
ラバウルを放棄すべきか
陸軍に引き摺られて始まった絶対国防圏構想
「情勢判断」が大問題となる
「これは日本が負けるということではないか」
大東亜共同宣言の起案に参画するも
海軍軍人のDUTYという観念
連合艦隊思想との対決
独断専行で攻撃中止命令を
極秘でとりつけた宮城内の超短波電話
海軍は前々から反乱軍に備えていた
反乱鎮圧のために厚木へ
戦争のなかの人間
三十五歳の老年兵として召集された大岡氏と
学徒兵として出陣した吉田氏。
二人の作家の眼を通して見た人間の本質とは。
中年兵と学徒兵の戦争体験
文語体が合う戦記
醒めた眼で敗戦を予測していた戦中の青年たち
戦争の記憶は戦後長くうけ入れられなかった
戦争体験にも個々の差がある
人間としての責任と勇気
戦争の真の悲惨さをどうとらえるか
黄塵の地、満州の思い出
夢と不安を抱いて渡った黄塵の地、満州。
終戦で一変した過酷な運命、そして引揚の記憶を、
それぞれの思い出とともに語り合う。
夢を抱いた人、一旗組、疎開組…
黄塵のあとの美しさ
青酸カリを配った甘粕正彦
満州への思いは郷愁半分、恐怖半分
あとがき
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