図書目録メイジ テンノウ資料番号:060003113

明治天皇 下巻

サブタイトル
編著者名
キーン ドナルド 著者/角地 幸男 訳者
出版者
新潮社
出版年月
2001年(平成13年)10月
大きさ(縦×横)cm
23×
ページ
582p
ISBN
4103317051
NDC(分類)
288
請求記号
288/Me25/2
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
参考文献あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第36章 執政大院君
陸海軍人に「軍人勅諭」
伊藤博文が憲法研究のため渡欧
井上馨の条約改正案をつぶした英国公使パークス
ソウルの日本公使館襲撃される
王妃閔妃の暗躍
清国艦隊が執政大院君を拉致
朝鮮政府と済物浦条約調印

第37章 岩倉具視の国葬
幼い皇女相次いで死去
憲法学者グナイストとシュタイン
岩倉危篤に天皇が「今生の別れ」
清国転任のパークスに「惜別の情」
清仏戦争勃発
侍従・藤波言忠の諌言
朝鮮開化派のクーデター未遂
朝鮮への内政干渉

第38章 江戸の舞踏会
鹿鳴館の設計者コンドル
画家ビゴーの風刺漫画
外務卿夫人・井上武子
治外法権撤廃と関税自主権の闘い
天皇の「憂鬱」
憔悴し切った三県巡幸
朝鮮をめぐる日清談判
伊藤博文と黒田清隆
政体改革で「内閣」へ

第39章 皇太子嘉仁親王
天皇「四方拝」を行わず
皇后の「女子洋装論」
権典侍・園祥子
嘉仁親王の教育問題
西村茂樹の「日本道徳論」
ノルマントン号沈没事件の「人種的偏見」
谷干城の政府攻撃
ボアソナードの条約改正「意見書」

第40章 キョッソーネの御真影
天皇が肺炎
襖の陰から写生した肖像画
天皇を輔翼する「枢密院」設置
新宮殿完成
大日本帝国憲法の発布
森有礼暗殺
「外国人裁判官の任用」は憲法違反
外務大臣大隈重信襲撃
条約改正挫折

第41章 学ヲ修メ業ヲ習ヒ
天皇が官吏批判
青木周蔵条約改正案
ボアソナードの民法草案
陸海軍連合大演習
山県有朋「人材抜擢」の手腕
第1回衆議院議員選書の「投票資格」
「教育勅語」制作秘話
内村鑑三の最敬礼拒否
帝国議会開設

第42章 ロシア皇太子襲撃
儒学顧問・元田永孚死去
三条実美の国葬
ロシア皇太子ニコライが日本訪問
大津事件
天皇がロシア軍艦に臨幸
襲撃犯・津田三蔵の「動機」
大審院長・児島惟謙の勇気
ラフカディオ・ハーンが語る津田の「忠義」

第43章 陸奥宗光の条約改正案
史上最悪の不正選挙と内務大臣品川弥二郎
天皇の率直な「人物評」
節倹の方針
予算削減で対立する政府と議会
内閣弾劾の衆議院上奏に天皇が裁断
「対等」を旨とする条約改正案
日本人の「外国人恐怖症」

第44章 清国ニ対シテ戦ヲ宣ス
皇太子との父子関係
天皇の「銀婚式」
朝鮮活動家・金玉均暗殺
福澤諭吉の「脱亜論」
東学党の外国人排斥運動
陸奥宗光の「蹇蹇録」
清国に宣戦布告
内村鑑三の「朝鮮戦争の正当性」
朕は「不本意なり」

第45章 「旅順虐殺」ヲ目撃ス
日韓攻守同盟調印
天皇御座所を広島に移す
平壌陥落・黄海海戦の「英雄」たち
天皇の軍歌「成歓役」
戦費調達に一億円の公債発行
世界三大要塞の一つ「旅順口」
外国人特派員が目撃した「旅順虐殺」の全貌

第46章 清国全権代表 李鴻章
心を打つ錦絵「日清戦争」の数々
丁汝昌提督の降伏と死
伊東祐亨司令長官の「武士道」
参謀総長熾仁親王の死
皇后が広島慰問
下関で講話談判
全権代表李鴻章狙撃される
露独仏三国干渉
台湾領有と遼東半島放棄

第47章 閔妃暗殺
朝鮮王妃閔妃の「排日親露」
朝鮮特命全権公使・三浦梧楼
閔妃暗殺計画と大院君のクーデター
朝鮮当局の王妃殺害「公式報告」
外国人目撃者マック・ダイ将軍と電気技師サバーチン
朝鮮国王がロシア公使館に亡命

第48章 英照皇太后の死
昌子内親王と房子内親王の教育
華族にも実学教育を
露清同盟と日露議定書の矛盾
「出版の自由」に反する行政処分
皇太后危篤に天皇泣く
足尾銅山鉱毒事件の実態
富国強兵と環境汚染
「煙の都」大阪

第49章 藩閥薩長の終焉
大臣たちの「病気」と「東京不在」
内閣総理大臣の資格は薩長出身
自由党と進歩党が合体「憲政党」
大隈・板垣の「隈板内閣」誕生
尾崎行雄の演説の「不穏当な一節」の波紋
皇太子の健康回復

第50章 清国の「神風連」
天皇の「脂肪過多」と宮内大臣田中光顕の諫言
千葉井封建撤廃の悲願達成
皇太子嘉仁親王と九条節子の成婚の礼
山東省ドイツ人宣教師殺害事件で北清動乱
義和団の排外運動「扶清滅洋」
列強「連合軍」が北京進撃

第51章 皇孫裕仁誕生
伊藤博文「立憲政友会」を結成
貴族院の議事妨害を叱責した「勅語」
司法官の連袂辞職を止めた天皇の裁断
皇太子妃節子に親王誕生
日本式政党政治の祖・星亨の暗殺
世界最強国と「対等」の日英同盟協約成る

第52章 ロシア東方進出
四十六年仕えた「阿多福」の死
歩兵第五連隊が雪の八甲田山で遭難
満州から撤兵しないロシア軍
海軍大臣山本権兵衛の海軍拡張案
特別大演習のため熊本行幸
大阪博覧会で蓄音機を購入
ロシア軍が韓国領土を侵略

第53章 暴君ニコライ二世
法学博士七人が対露政策で強硬な建議書
日露交渉
ロシアの「倨傲」と日本の「屈辱感」
ウィッテ回顧録と仏外務官吏の日記に
描かれたニコライ二世の「性格」
陸海軍「勝機は五分五分」
御前会議で国交断絶を裁可

第54章 「敵艦見ゆ」
日露戦争勃発
啄木の日記
ロシア問題の権威ディロンの日本擁護論
聯合艦隊「旅順口」を封鎖
ギューリック博士「日本の行動は正当」
米国人の親日反露感情
ロシア国内の反戦暴動
バルチック艦隊を撃破

第55章 シオドア・ルーズベルト
敗者ステッセル将軍を称える天皇
ドイツ皇帝豹変す
日本に樺太占領を勧める調停役ルーズベルト
ポーツマス講話会議
ロシアの社会不穏をあおる日本人諜報員
賠償金と北樺太を放棄
講和条約反対の日比谷焼打事件

第56章 韓国皇帝高宗の抵抗
対ロシア政策として日英同盟協約を延長
列強各国公使館が大使館に昇格
リーズデイル卿「ガーター勲章使節団の日本訪問」
韓国保護条約の特派大使に伊藤博文
「韓国外交は日本が代行する」
高宗皇帝の抵抗と退位

第57章 聖母慶子の死
「不機嫌の時代」
清国「近代化」の手本は日本
世界の自然災害に義援金
ラッド教授の天皇観
健康悪化の兆候
「仮想敵国」はロシアと米国
足尾銅山坑夫の暴動
韓国皇帝に純宗
韓国皇太子李垠の日本留学

第58章 伊藤博文と安重根
李垠と嘉仁親王
韓国各地で反日暴動
詔書で「国民精神の弛緩」を懸念
大演習統監で関西行幸
韓国皇帝の親書
日韓併合の方針
ハルビン駅の縦断六発
伊藤暗殺の「義兵中将」安重根
伊藤の死で天皇「老境に」

第59章 韓国併合
併合に拍車をかけた伊藤の死
韓国全土に拡がる義兵の反日運動
併合提唱の韓国親日団体「一進会」に国賊の烙印
義兵鎮圧に過酷な軍事行動
日韓条約
韓国皇帝の「詔勅」
国号は旧名の「朝鮮」
朝鮮総督府を設置

第60章 「大逆」の陰謀
「天皇暗殺」計画の精神的指導者・幸徳秋水
山県内閣「治安維持法」を強硬採決
秋水の「反帝国主義論」と「非戦論」
天皇の短歌二首を引用した秋水
「与露国社会党書」が海外で評判
社会主義者から無政府主義者へ

第61章 天皇崩御
九州で陸軍特別大演習統監
三十八年ぶりの天皇の写真
「兵卒と苦難を共に」
清国王朝の最期
袁世凱が初の中華民国臨時大総統に
枢密院臨御で「坐睡両三回」
天皇重体
明治四十五年七月三十日午前零時四十三分

第62章 乃木希典の殉死
天皇の身長五尺五寸四分
「陵を桃山に営むべし」
「洞察力」ある海外各紙の追悼記事
徳冨蘆花の回想
青山練兵場で「大喪の儀」
乃木希典の時世
割腹は「朕が世を去りたる後に於てせよ」
殉死批判と「中世の権化」

終章
近代化の原動力としての存在
「明治は遠くなりにけり」
伝記作者を寄せつけない天皇
「内なる精神力」
古代の「国見」にならった行幸
天皇の信仰は「祖先崇拝」
日野西侍従が語る逸話
「大帝」としての足跡

あとがき
参考文献
人名・事項索引

上巻目次あり

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