図書ガクトヘイ ノ セイシンシ060003005

学徒兵の精神誌

サブタイトル1~10
「与えられた死」と「生」の探求
編著者名
大貫 恵美子 著者
出版者
岩波書店
出版年月
2006年(平成18年)2月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
332,6p
ISBN
400022462X
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/O68
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

謝辞
はじめに

序章
学徒出陣
特攻隊への「志願」
出撃前夜
戦前の高等教育ーコスモポリタニズム
読書と読書日記
ユートピアを求めてーマルクス主義
ユートピアを求めてーロマン主義
ユートピアを求めてーキリスト教
「運命づけられた死」の意味を求めて
テロリズムの思想と特攻隊
軍国イデオロギーの浸透過程ー美の役割
文化的ナショナリズムから政治的ナショナリズムへ
要約

第1章 佐々木八郎 何が愛国だ?何が祖国だ?
生い立ちと家族
一高時代
読書と美の探究
理想主義ー大いなる目標を求めて
戦争と軍国主義への反対
愛国心
死の陰におおわれた生
考察

第2章 林尹夫 亡び残るものなにもなし
生い立ちと家族
第三高等学校から京都帝国大学へ
学徒兵として
「昭和二十年の断想」より
考察

第3章 宅島徳光 冷酷な一つの意志に支配されて
生い立ちと家族
去り行くロマン主義ー1940・41年の日記から
愛する人のために、子どもたちのためにー海軍時代の日記・書間から
考察

第4章 松永茂雄・松永龍樹 強烈無残な意志の力
学徒の魂ー『学徒兵の手記』
兄を追って
古典研究者としてー大学時代の日記から
戦争への準備
兄に応えてー従軍手帖第一部
強烈無残な意志の力ー従軍手帖第二部

第5章 林市造 死はわたしにさだめられている
生い立ちと家族
軍隊生活
特攻隊員として
母へ、兄弟へ、友へ
考察

第6章 中尾武徳 俺は空しく死して行くべきか
生い立ちと家族
真面目、忍耐、勤勉ー小・中学校時代
ロマン主義と民族主義
西欧の帝国主義に抗して
文化的民族主義と人道主義
「与えられた死」-苦悩と葛藤
寂廖感と死に憑かれて
入隊以後
考察


参考文献