激動の昭和を見る 2 戦中戦後編
時代の大転換に揺れた忍耐の日々(牧野喜久男)
日・独・伊防共協定
ヒトラー、ムソリーニと手を結び国際連盟を脱退した軍国日本
全世界を敵に……。三国同盟が背負った余りにも大きな代償
ナチス・ドイツの友好と親善を担ってヒトラーユーゲント来日す
学校と学生
空襲そして疎開……。国民学校の生徒たち、それぞれの太平洋戦争
青春は寮歌とともに。バンカラの気風が懐かしい旧制高校、旧制中学
華やかな女学校はすべての男子学生の憧れだった
予科練の七つボタンは軍国少年たちの憧れの的だった
太平洋戦争
クローズアップ
帝国海軍、ハワイ真珠湾に奇襲を敢行。太平洋戦争始まる(平塚柾緒)
ミッドウェー海戦の大敗北で暗転した南方戦線の行方
中部太平洋戦線では米国の物量作戦の前に絶望的な玉砕戦を続けた
硫黄島に続いて、沖縄本島までも陥落。本土決戦の日は近づいた
爆弾を愛機に抱き、死出の旅へと赴いた神風特攻隊
米軍兵士の間で伝説的存在となった「東京ローズ」
銃後の守り
征戦完遂のために不自由な配給生活を送った銃後の人々
超「空の要塞」の空襲によって日本中が焼け野原に
広島、長崎に人類史上初めての原子爆弾が投下された
戦後
ポツダム宣言を受諾し、無条件降伏した日本に占領軍が上陸
日本が史上初めて降伏文書に調印した昭和20年9月2日
A級戦犯を裁く極東軍事裁判始まる
日本国憲法発布。新生日本に民主主義が導入された
戦後の新しい学制、六・三・三・四制始まる
すべての日本人が好奇の目を向けたジープと占領軍
MADE IN USA
飢えた日本人は氾濫する舶来製品に豊かなアメリカを見た
夜と霧
都防疫課員と偽って12人を毒殺。帝銀事件起こる
自殺かそれとも他殺か。未解決に終わった下山事件
無人の暴走電車、中央線三鷹駅を恐怖に陥れる
前例のない法相の指揮権発動を呼んだ「造船疑獄」
ラジオの時代
焼け跡、そして疎開先で
人々は流れてくるラジオの音に耳を傾けた
吉田内閣
クローズアップ
日本を「占領」から解放したワンマン宰相・吉田茂(利根川裕)
吉田学校の卒業生たちは、戦後日本の政界で保守本流の王道を歩んだ
朝鮮戦争
朝鮮特需と警察予備隊が復興日本の進路を決めた
映画とスポーツ
娯楽に飢えた日本人は空きっ腹を抱えながら映画の世界で夢に浸った
復興期を生き抜く人々を慰め、そして勇気づけたスポーツヒーローたち
激動の昭和年表(原田勝正)
【1939(昭和14年~)1955(昭和30年)】