図書目録ホウドウ シャシン ノ セイシュン ジダイ資料番号:060002268

報道写真の青春時代

サブタイトル
名取洋之助と仲間たち
編著者名
石川 保昌 文・構成/名取 洋之助 写真
出版者
講談社
出版年月
1991年(平成3年)4月
大きさ(縦×横)cm
27×
ページ
255p
ISBN
406205051X
NDC(分類)
070
請求記号
070/N57
保管場所
開架写真集
内容注記
名取洋之助の肖像あり。年譜:p252~253
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

1章 「報道写真」の誕生(フォトジャーナリスト名取洋之助)
信仰の村
堀野正雄=フリーランスのカメラマンなんてほとんんどいなかった
日本を支える「女工」さん
「報道写真」の誕生と名取洋之助
名取洋之助のカメラ・アイ
三味線
剣道少年
水泳大会
渡辺義雄=名取さんはフィルムをたくさん使う人でした
田村茂君がいつも徹夜でうちのスタジオで焼いていた
名取洋之助のポートレート
エルナ・メクレンブルク
ジョセフ・グルー
原節子
沼野謙=写真館から伊兵衛さんのスタジオへ、そして名取さんの日本工房へ
立ち上がる農村少年
名取洋之助のスナップ・ショット

2章 「NIPPON」創刊(報道写真の実践グラフ誌)
河野鷹思=贅沢な注文ばっかり。名取洋之助は怖いアート・ディレクターでした
グラフ誌「NIPPON」
「NIPPON」の写真から
皇軍
日本の工業
運動会
堀野正雄、藤本四八、小柳次一、渡辺義雄、亀倉雄策=名取洋之助と土門拳
名取さんは土門君の「先生」だった
日本工房時代の土門拳
手仕事
後楽園スキー・ジャンプ大会

3章 日中戦争始まる(カメラマンの戦争参加)
名取洋之助と日中戦争
小柳次一=上海の南京廊でテロに撃たれた
右肘のここ、痕があるでしょ。まだ破片が残ったままです。
従軍カメラマン小柳次一の日中戦

4章 銃後の庶民(戦地はまだ遠く)
出征兵士を送る
子どもの遊び
藤本四八=あんな贅沢な写真教育の現場というは考えられない
「女工」さんの生活
庶民の台所
松田正志=写真が「写る」から、写真を「写す」へ
東京の街(昭和14年~16年)

5章 国策宣伝と報道写真(「紀元2600年」前後のキーワード)
国策宣伝の時代
満蒙開拓青少年義勇軍
第二次大戦勃発
三国同盟
隣組
防空円周
「紀元は2600年:
「産めよ殖やせよ」
代用品、木炭車、金属供出
徴兵検査
靖国の遺児
白衣の雄姿
国民学校

6章 暗い時代の夢(笑顔と歓声を追って)
戦時下のヒーロー、ヒロイン
快速球沢村栄治
ピストン堀口
李香蘭
崔承喜
轟夕起子と高峰秀子
ネガに残された時代の顔
松田正志=報道写真家はプランナーたれ。シナリオライターたれ。
松竹国民移動劇団
昭和16年の競馬場
動物園、サーカス、遊園地

7章 太平洋戦争勃発(捨てられた戦時下の記録)
開戦の詔勅を聴く
シンガポール陥落
大東亜共栄圏
「軍神」の葬儀
九段の母
陸軍少年非行兵
藤本四八=いかにシャープに、いかに存在感をとらえるか、その追求がいい写真になると考えていた。
学徒動員と女子勤労挺身隊
学童疎開
一億の「徹底抗戦」
特攻隊出撃
小柳次一=「8円80銭の兵隊」を一所懸命撮るのが、ぼくの仕事だった
撮影地も日時もわからない被災写真
敗戦と同時に廃棄された写真記録
焼け野原の東京
「報道写真」の青春時代
風化する記憶、結晶化した記録
「職業写真家」の誕生
「報道写真」とはどんな写真?
戦争と写真家
記録としての写真保存
報道写真に未来はあるか?

「名取洋之助と報道写真」年譜
おわりに

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