赤い地平線

はじめに

第１章　夢かけた列島脱出
康徳五年の好朋友
一三〇円の懊悶

第２章　満蒙開拓青少年義勇隊との出会い
予期せぬ内原訓練所入り
日輪兵舎のどよめき
術科・実習・学科等の内容
講和の総括－日本の生命線確保
感激の渡満壮行式
菊池幸次郎先生の荒地開拓
満蒙開拓と加藤完治所長をめぐる動き

第三章　満鉄富拉爾基農業修練所
白楊の並木道つづく修練所
満鉄と農業、農村とのかかわり合い
「東より光は来る」－満鉄社歌の大合唱
黄砂のなかの満鉄農法
歓喜の十八個子兒
炎天下、鋤頭と闘う
青年なれば青年たらんに
「負」の存在で終わりたくない
富拉爾基農業修練所刊「鵬図」（抄）

第四章　富拉爾基のきずな
希望に燃えた修練所卒業後の動静
大東亜戦争終結とその周辺
想い出の記

後記　鎮魂の旅ともうひとつのフラルキ
ソ連抑留中死亡者埋葬地墓参団に参加して
シベリアの慟哭
もう一つの富拉爾基
千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式
参考文献
著者略歴