ねじ曲げられた桜

はじめに
序章

第一部
１　桜の花と生と再生の美学
２　もののあわれの美的価値ー咲く桜から散る桜へ
３　仮想の世界の美と桜ー自己と社会の規範を超えて
４　文化的ナショナリズムと桜の花の美的価値

第二部
５　天皇の二つの身体ー主権、神政、軍国主義化
６　桜の花の軍国主義化ー桜の花が戦没兵士の生まれ変わりになる過程
７　国土の象徴としての桜の花ー民衆の軍国主義化

第三部
８　「運命を選ぶ自由」－特攻隊の成り立ち
９　特攻隊員の手記

第四部
１０　国家ナショナリズムとその「自然化」の過程
１１　グローバルな知的潮流を源泉とする愛国心
１２　幹を曲げられた桜

要約
注
引用文献
付録ー特攻隊員四人の読書リスト
索引