図書目録マゴタチ エノ ショウゲン資料番号:060001950

孫たちへの証言 第15集

サブタイトル
戦争の風化、許すまじ
編著者名
福山 琢磨 編者
出版者
新風書房
出版年月
2002年(平成14年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
303p
ISBN
4882695065
NDC(分類)
916
請求記号
916/F85/15
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第一部 国内での体験
被爆地獄の衝撃と恐怖、封印解き初めて手記綴る(寝屋川市 小谷滋彦)
「風化させてはならじ」と父に原爆体験を書いてもらう(尼崎市 山村友佳)
「人間魚雷・回天」の健造と長崎原爆の惨劇(大分県別府市 大塚幸夫)
大阪・田辺に投下された模擬原子爆弾のこと(7・26田辺模擬原爆追悼実行委員会)
福島に投下された模擬原爆の恐るべき破壊力(福島市 片平幸蔵)
東京大空襲で両親、兄、妹を失い、三人が孤児に(東京都 星野光世)
父の一喝で赤ん坊を背に炎の中を逃げる(千葉県流山市 山嵜けさ子)
焦土の中の霞ヶ関、暴風のような猛炎をくぐり避難(兵庫県養父郡 広瀬明男)
動員先から帰り五月二十九日の横浜空襲(横浜市 長野富士子)
岐阜師範学校女子部予科三年の時の空襲体験(岐阜県海津郡 服部百合子)
西宮空襲で片腕を失うが周囲の励ましで生きる(兵庫県西宮市 宮本範子)
大阪大空襲下、赤ん坊を背に地下鉄で救われる(大阪市 和田艶子)
大阪大空襲に遭遇して(東京都北区 法元豊子)
東南海地震と名古屋大空襲に遭遇する(和歌山県有田郡 吉田せつ)根室空襲で敵グラマンに狙われ危うく死ぬところ(北海道江別市 中山孝)
油脂焼夷弾を浴び、全身火傷からの生還(下関市 中谷清海)
終戦前日に猛爆された光海軍工廠で多くの学友が犠牲に(山口県玖珂郡 豊岡利夫)
「伏籠特攻隊」で棒機雷による海中突撃訓練の日々(藤沢市 長谷川哲也)
B29邀撃機として開発されたロケット戦闘機「秋水」(札幌市 高橋定夫)
十三歳十ヶ月で海軍対戦学校(群馬県渋川市 堀口頼秀)
一七歳で召集令状が届き翌日入隊(奈良市 岩田文凉)
死への抵抗なく針葉震洋攻撃隊で猛訓練の日々(山形県東置賜郡 遠藤喜一)
宮崎新田原飛行場が猛爆された日(神奈川県南足柄郡 鈴木早苗)
戦争の悪夢、いまだ消え去らず(兵庫県宝塚市 黒川和子)
ひもじさに耐え、軍需工場で懸命に働いた都立第十高女時代(東京都杉並区 松本和子)
軍の通信業務に従事、内容など一切口外できず(静岡市 望月ふみ)
波瀾万丈の青春をのり越えて(神奈川県逗子市 横田昭子)
軍需工場になった女学校で四十二名が犠牲に(京都市 丹羽三根子)
戦後の満員列車内で兵隊さんにもらった一握りずつのお米(東京都 森田益子)
多くの兵隊を殺すのが勝利だなんて大間違い(札幌市 岩倉瑠璃子)
江田島湾に漂流する遺体の恐怖、今だ癒えず(広島市 青木洋子)
女子艇身隊として砲弾製造に熱中した日々(横浜市 畑妙)
国のために一命を賭することが男子の本懐と教え込まれる(北海道千歳市 藤田重治)
「聖戦」を信じて燃えた十代の戦争は何だったか(新潟市 嘉村正規)
「まだ戦えるのになぜ終戦なのか」納得できず(愛知県尾張旭市 浅野憲治)

第二部 国外での体験
童話のようなもうひとつの別れ(東京都練馬区 大島満吉)
盤山農場の土壌改良に取り組んだ父佐藤栄之助(仙台市 佐藤信子)
コヒマに辿り着くも補給なく戦車の大群に蹂躪される(福岡県甘木市 徳田健一)
特攻(一式陸攻雷撃隊)で海上に不時着し、二十二日間漂流する(福岡県粕屋町 坂口澄隆)
ミッドウエー海戦、トラック島から奇跡の帰還(大阪市 瀧本邦慶)
ビルマから生還したが戦友を失い、人が変わってしまった従兄(福岡県久留米市 福永英子)
敗戦後の約一年、ネグロスのジャングルを放浪(新居浜市 佐々木太郎)
ラバウルへ転進、約千キロを百日余かけ死の行軍(大阪市 治部康利)
慟哭の海(船舶防衛隊員の記録)(神奈川県厚木市 赤井敏郎)
ソ満国境に囮として動員された新京の一中の三年生(横浜市 田原和夫)
ソ連の戦車部隊とニ站で対峙し死闘を繰り広げる(大分市 辻福市)
東寧での生活、ソ連参戦で一転し悲惨な逃避行へ(福岡県浮羽郡 国武英子)
国境からの避難行中「東安駅爆破事件」に遭遇(大阪府藤井寺市 廣實平八)
敗戦後の奉典で暴徒に襲われ恐怖におののく(岡山県小田郡 竹内美枝子)
樺太から第二新興丸で奇跡の生還をした母と弟(札幌市 上山国雄)
ソ連艦の魚雷攻撃受けるも生還を果たす(北海道芦別市 岡田ヒサ)
樺太の国境「中気屯」から恐怖の脱出行(名古屋市 佐藤照幸)
沖縄でタイピストの軍属となり九死に一生(那覇市 富山喜久子)
沖縄戦で負傷、与座岳の自然壕に隠れ生きのびる(北海道河東郡 満山凱丈)
軍国教育の罪の意識も教え子供たちの純真な心に氷解(富山県婦負郡 杉山とみ)
パールハーバー襲撃後、9ヶ月かけて日米交換戦で帰国する(東京都 面来生女)
姉の手記で浮かびあがった私の引き揚げ前後のこと(大阪府豊中市 青木弘)
愚かな戦争、二度とするな(奈良市 老田誠一)
すりかえられた対馬丸(沖縄県中頭郡 新垣盛徳)

第三部 亡き人たちの証し
軍服姿の兄の写真を疑われ山小屋で銃殺された父(東京都 瀬良垣克夫)
「父父父、父を返せ!」憤りを託した標語が最高賞受ける(岡山県吉備郡 外村久子)
広島市立中学一、二年生で私一人が生き残る(広島県佐伯郡 石田晟)
母と兄の絆を断ち切った広島原爆(鳥取市 水内俊明)
四十歳で召集され原爆の十日前に広島に入った父(福岡県春日市 三宅葉子)
終業式の日の空襲で犠牲になった友(福岡県小郡市 田熊正子)
埋もれた墓標-「望来空襲」の掘り起こし-(北海道江別市 近藤憲二)
十二名の先輩が犠牲になった悲劇をドラマ化したい(山口県熊手郡 内山幸子)
許婚者がラバウルで戦死、沼津空襲で私もあわや(東京都 神戸俊枝)
失われた時を求めて(新潟県 宮美智代)
大阪砲兵工廠での空襲と北支に派遣された兄の死(奈良県北葛城郡 増田喜代子)
横浜空襲で焼夷弾の直撃を右足に受けた母(神奈川県横須賀市 戸中成佳)
特攻隊員として散華した兄・谷節夫(大阪府枚方市 栗栖壽美代)
日記に戦場へ赴く思い切々と(新潟県三条市 小林福次)
インドネシアの土となった英霊たち(奈良県北葛城郡 松本修)
五十六年目の墓参り(福岡県久留米市 茨木和典)
飛行機を見ると「あっ、義雄が来た」と言い続けた祖母(奈良県北葛城郡 野村恵庸)
ビルマの激流の中で(神奈川県伊勢原市 浦野栄次郎)
おじ近藤米男の手記を後世に語り継ぐ(福岡市 千代田章宏)

第四部 戦後、それからの私たち
「帰ってきた日章旗」ようやく遺族の手に(神戸市 島原建夫)
戦後、僻地教育の原点となった御巣鷹の地に生きる(埼玉県岩槻市 柴崎ヨシ)
樺太から脱出、窮乏生活に耐え各人が道を拓く(千葉県柏市 飯田悦子)
私たちの“戦争”は引き揚げ後の飢えとの戦い(札幌市 阿部セツ子)
戦後、東北無医村の保健婦となって(福島県安達郡 石川クニ)
目の当たりに戦場を実感した太平洋全域海上慰霊の旅(奈良市 森井栄一)
「苔むす友を忘れまじ」、戦争資料館作り供養(福岡県鞍手郡 武富登巳男)
神の仕組んだ偶然、五十年ぶりに姉と出会う(東京都 池田澄江)
縁故疎開が私の人生を決めるも、多難な道のり(大阪市 村上万佐雄)
辛苦をともにした亡き妻に捧げる(北海道標茶町 久保田勇)
あとがき

図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626