軍人軍属短期在職者が語り継ぐ労苦 11
まえがき(上村知昭)
第一部 労苦体験記
〔大陸〕(北支)
歩兵の小隊長、中隊長として北支等に従軍(山崎仁夫)
〔大陸〕(中支)
今日を想う(石崎皓三)
私の従軍記 入隊から中支戦線まで(中村喜之助)
〔大陸〕(南支)
終戦直前の南支勤務(手銭初栄)
戦争の思い出(中野泰男)
死線を越えて内地送還(芦田吉雄)
南支派遣軍第十二師団 第一建築輸卒隊員
源潭墟にて(成守宝)
私の陣中日記 医務室勤務(平田哲造)
南支戦線 死線を越えて(秀島貴)
今だから言える話(平野三吉)
〔大陸〕(満州)
戦歴なき軍隊は運隊であった(日比三千雄)
〔南方〕(ビルマ)
ビルマ「龍」救援補充隊として(松尾喜次郎)
獣医としてビルマ諸作戦に参戦(河野要)
〔南方〕(ニューギニア)
東部ニューギニア 後方部隊の労苦(浦沢良平)
〔南方〕(南洋諸島・他)
張鼓峯参戦、トラック諸島で終戦(赤羽政喜)
〔海軍〕
一海軍軍属の敗戦従軍記録(矢野美三雄)
〔航空〕
予科練の思い出(杉浦文男)
陸軍特別幹部候補生制度の発足と、
航空兵として参加した者の記録(青木誠)
〔内地・その他〕
労苦体験手記(米重愿)
船舶部隊の戦陣回想(權田梅芳)
戦争と食糧(松井信一)
第二部 聞き取り調査記録
〔大陸〕(北支)
駐蒙自動車隊勤務と教育(永瀬金太郎)
北支各地に転戦して(大和正一)
北支鷲兵団 戦病を克服し(林繁實)
〔大陸〕(中支)
私の青春(池田嘉高)
強健体となって保護員から高射砲隊へ(山内勝衛)
師団通信小隊長の中国参戦記(金築富雄)
第一線の衛生兵(和田富海男)
昭和二十年徴集兵の中支での軍務(都竹義之)
支那大陸戦線で九死に一生を得る(植田信夫)
中国四省三八〇〇キロを歩き戦う(國立逸雄)
家族を残して満・支での戦務(笹沼玉三郎)
歩兵第一二〇連隊 中支戦線幾山越えて(大門久太郎)
〔大陸〕(南支)
鯨兵団兵器勤務隊 中南支の戦闘参加(中屋敷博)
駐蒙軍騎兵第四旅団 河南作戦、戦後の対共戦闘(山平春重)
最高の戦友愛(持田武)
豊橋工兵第三連隊の想い出(熊田敏夫)
広東戦線異常なし(加藤薫)
〔大陸〕(満州)
関東軍軍属回顧(大場瀧蔵)
奇なる哉、我が戦運 満州~内地(寺本近造)
在外引揚、現地召集、
抑留・強制労働、そして帰還(赤羽一成)
二度と戻ることの出来ぬ思い出
南洋-満州-大連の重労働(小松荘市)
満州事変から終戦処理まで(浮田信茂)
私の満州行脚と外蒙古抑留(藤井繁治)
私の軍隊体験記(満州)(越智壽)
北満国境警備と初級士官教育の体験について(寒河江達雄)
満州入営より六十年 公務に奉仕(下畑春造)
ソ満国境と帝都防衛(郡司登久)
敗戦を外地で味わった悲惨さ(惣田甚郎)
〔南方〕(フィリピン)
比島作戦の従軍の思い出 戦車第二師団(撃兵団)(藤田利雄)
フィリピン戦線の苦しみ(小菅正次郎)
〔南方〕(ニューギニア)
「渾」作戦斯く戦えり(田中英雄)
西部ニューギニア・ハルマヘラの苦闘(飯塚静男)
〔南方〕(ビルマ)
ビルマ戦闘での負傷を克服、恩給を返納(佐伯勇)
〔南方〕(仏印)
仏印歩兵第八十三連隊(邑本衛)
仏印、マレー炎熱下 重労働・飢餓克服(唐澤甲子雄)
〔南方〕(南スラバヤ)
兵隊と通訳生活六ヵ年(山田千代治)
〔南方〕(ニューブリテン)
ニューブリテン島の生き残り(椿省三)
父と慕う小森中佐を憶う(小林仁平)
〔南方〕(南洋諸島・他)
満州東寧から西カロリン群島ヤップ島防衛戦まで(馬場忠俊)
満州・トラック島の戦務(荒明文衛)
関東軍の精鋭、南方戦線へ(村上博)
〔海軍〕
小スンダ弧島での海軍医療(安井稔)
私の海軍生活 戦艦「伊勢」と共に(池田信雄)
一蓮托生 鉄の棺桶・潜水艦(武部敏克)
ボルネオ島縦断戦記(田村弘)
軽巡「夕張」乗組みから猿島警備(磯山喜恵)
嗚呼、悲愴なり「国川丸」の最後(北村重雄)
元アメリカ駆逐艦第一〇二号哨戒艇に救われる(村田武一)
巡洋艦「木曽」 アッツ・キスカ戦(掛下清行)
〔航空〕
海軍航空隊一筋五年半 いまだに続く戦友愛(近藤正寛)
生死一如 -特別攻撃隊戦記(三)-(長沼武治)
第十三期予備学生 我が青春は海軍航空隊(加美山茂)
〔その他〕
激動の我が青春(森桂吾)
船舶工兵第三十連隊(高瀬充夫)
〔特別寄稿〕
テニアン島 遺骨収集中 泉信潤老師殉難(星澤實)