図書目録リクグン サクセン ブチョウ タナカ シンイチ資料番号:000070714

陸軍作戦部長田中新一

サブタイトル
なぜ参謀は対米開戦を叫んだのか? 文春新書;1482
編著者名
川田 稔 著
出版者
文藝春秋
出版年月
2025年(令和7年)1月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
279p
ISBN
9784166614820
NDC(分類)
396.21
請求記号
396.21/Ka92
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p272-279
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
対米最強強硬論者として/独伊枢軸か米英親善か/作戦立案を担う
 
第一章 日中戦争拡大派として
一、 盧溝橋事件
「蒋介石を叩いておかねばならない」/石原莞爾と対立/石原、北支からの撤退を主張/「不拡大主義は完全に行き詰まった」
二、 華北総攻撃から上海事変へ
今や対中全面戦争は避けられず/海軍の派兵を要請/中国軍の頑強な抗戦/石原作戦本部長の更迭/「漢民族の征服・統治の第一歩」を踏み出す/杭州湾上陸作戦/止まらない戦域拡大
三、 上海から南京へ
トラウトマン工作への期待と警戒/交渉打ち切りが決定/外務省提案による「近衛声明」/日本を中心とした「新東洋の建設」/石原が危惧した長期の持久戦に/石原系が一掃される/兵器工業部門への偏重を問題視/
ワシントン体制に対抗/日独伊同盟を「英国への牽制力」に/「東亜新秩序」声明の発表
 
第二章 第二次世界大戦の開始と日米諒解案
一、 参謀本部作戦部長就任まで
「時局処理要綱」の決定/三国同盟締結/北部仏印進駐と冨永作戦部長の更迭
二、 「対仏印、泰施策要綱」の策定
「支那事変処理要綱」を自ら起案/海軍の「短期決戦論」を批判/昭和天皇の「平和的」発言への不満/南方進出だけでは解決できない
三、 「三国同盟+ソ連」構想とその破綻
松岡外相の「日ソ国交調整」/大島大使からの「開戦情報」/独ソ戦の前に日中戦争を終わらせる/英米可分から英米不可分へ
四、 迫る独ソ戦と日米諒解案
ヒトラーのソ連観/日米諒解案は「渡りに船」/アメリカの調停で日中戦争を解決?/陸軍も日米諒解案に賛同/「米の参戦は不可避となれり」/田中から見たアメリカの「真意」/松岡が日米諒解案を潰したのか?
 
第三章 ついに独ソ戦始まる
一、 戦略の立て直しを迫られる
「この好機を利用して諸懸案を解決する必要あり」/国際的な窮地に直面/「対米英親善」という選択/北進と南進
二、 「帝国国策要綱」の策定
対ソ戦準備に向かって
 
第四章 関特演と石油全面禁輸
一、 対ソ戦準備としての関東特種演習
武藤の不在時に圧力/「南北いずれを先にするか」/第三次近衛内閣への警戒/ルーズベルトの「見解」
二、 石油全面禁輸と北進戦略の挫折
北方武力行使を断念/南進への急速な転換/「即時戦争決意」を強行に主張/もはやアメリカとの衝突は不可避
三、 帝国国策遂行要領」と日米交渉
武藤との激論/「日米交渉は明らかに見込みなき」/アメリカに「総合了解案」を通知/陸海軍首脳たちの思惑/近衛、「再検討」を求める/「『帝国の存立』すら危くする」
 
第五章 東条内閣と国策再検討
一、 第三次近衛内閣の崩壊
「陸軍は引導を渡したるつもりなり」/「陸軍が内閣の全責任をとるのは避けたい」
二、 東条内閣の成立
東条内閣は「五里霧中」
三、 国策再検討
アメリカを屈服させることは不可能/乙案に猛反発/嶋田海相、開戦容認へ/田中から見た「国策再検討」/幻のアメリカ「暫定協定案」
四、 ハル・ノートの到来
ハル・ノートという「天祐」/太平洋戦争、始まる
 
第六章 日米開戦後の戦略と作戦部長更迭
一、 ミッドウェーまでの戦争指導
海軍の早期決戦論に不安/山本五十六の早期講話論/武藤軍務局長の解任/ミッドウェー作戦に同意/日中戦争自力解決と独ソ調停/ミッドウェー敗戦の衝撃
二、 ガダルカナル島の攻防
石原莞爾の起用を進言/奪還作戦の失敗/重大な「違算」が露呈
三、 作戦部長解任から敗戦まで
軍務局長を殴り東条に「馬鹿者共」/戦争経済が維持できず/ビルマでの戦い/「戦略家」の不在/「決戦後講和」に固執/東条内閣総辞職から聖断まで
 
おわりに
総力戦を生き残るために/石原から受けついだもの/対米・対ソ両面戦争論へ/日本の取り得た選択
 
あとがき
参考文献

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