引揚エリートと戦後沖縄の再編
- サブタイトル
- 編著者名
- 野入 直美 編
- 出版者
- 不二出版
- 出版年月
- 2024年(令和6年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 368,5p,図版viip
- ISBN
- 9784835085340
- NDC(分類)
- 219.9
- 請求記号
- 219.9/N93
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章 いま、戦後社会における引揚者を問う(野入直美)
はじめに/一. 「引揚エリート」とは何か/二. 戦後沖縄と引揚者
第一部 定量分析篇
第一章 戦後沖縄経済の牽引車としての台湾・満洲引揚者――引揚者の共通性と多様性(渡邊勉)
一. 労働者としての引揚者/二. データから見る沖縄引揚者の特徴/三. 引揚者の中で、誰が有利だったのか/四. 結論
第二章 一九五六年沖縄引揚者の類型化と職業移動(渡邊勉)
一. 引揚者の戦後/二. 一九五六年の引揚者はどのような人々だったのか/三. 引揚前後の職業移動/四. 引揚者の多様な戦後と格差
第三章 沖縄と本土の満洲引揚者の比較――職業移動を中心に(野入直美)
はじめに/一. 満洲における沖縄出身者の階層的多様性/二. 満洲引揚者と沖縄住民の比較/三. 引揚前後で増減した職/四. 本土と沖縄の満洲引揚者の相違/五. 地域移動と引揚者の戦後/六. 公務比率の「高さ」が意味すること
第四章 外地留学と戦後就労―沖縄の台湾、満洲引揚者をめぐって(野入直美)
はじめに/一. 各界名士・公務員録の中の台湾、満洲引揚者/二. 「名もなき引揚エリート」―台湾引揚者の外地学歴と階層性/三. 帝国圏の広域移動―満洲引揚者の外地学歴と階層性/四. 引揚エリートのケース分析/五. 女性引揚エリートの戦後/
六. 台湾と満洲の引揚エリート比較
コラム1 軍雇用と引揚者(野入直美)
一. テニアンと台湾―二人の軍雇用員の経験/二. 本土と沖縄における基地労働の相違/ポストコロニアルな沖縄―基地警備員が照らし出すもの
コラム2 米占領下沖縄への日本政府による引揚者援護の適用(野入直美)
第二部 事例分析篇
第五章 戦後沖縄における糖業復興――製糖経験と沖縄ディアスポラの連続性(飯島真里子)
はじめに/一. 「引揚者」宮城仁四郎の製糖経験/二. 製糖再興をめぐる政府と民意の対立/三. ハワイ製糖工場買付に見る沖縄ディアスポラ・ネットワーク/四. むすび
第六章 剣とペンと台湾引揚者――松川久二男にみる戦後沖縄の再建
一. はじめに/二. 生い立ち、沖縄県立第一中学校から国士館専門学校へ/三. 台湾時代―新聞記者(ペン)から剣道教師(剣)への成功経験/四. 補充兵、敗戦と引揚げ!―"敗戦の学問"を学び、敗者として生き抜く覚悟/
五. 戦後沖縄経済の再建―琉球商工会議所での勤務と台湾ネットワーク/六. 戦後沖縄剣道界の復興に対する貢献―第八回全日本東西対抗剣道大会(一九六二年)/七. 大国の"あいだ"で生きる―リアリストとしての松川の一面/八. むすびにかえて―剣とペンと平常心
第七章 玉井亀次郎とパインアップル――台湾経験を複眼的に読み解く(松田良孝)
はじめに/一. 玉井亀次郎とパインアップル/二. 台湾に渡る/三. 事業家への道/四. 台湾からの引揚/五. 同窓生たち/六. 終わり
コラム3 リアルを起点にウェブを活用する――取材執筆私論(松田良孝)
一. 腰を据えて話を聞く/二. データベース/三. 議事録/四. 紙媒体に当たる/五. 結び
第八章 台湾引揚をヘテロピアとしての八重山から捉えなおす(八尾祥平)
はじめに/一. 八重山から台湾引揚を捉えなおす/二. 八重山における台湾引揚エリート/もうひとつの台湾引揚/むすびにかえて
第九章 台湾引揚を支えた縁の下の力持ち・琉球官兵とその戦後(中村春菜)
一. はじめに/二. 移民県沖縄と敗戦直後の台湾の様子/三. 旧日本軍人・軍属および一般日僑の台湾引揚/四. 沖縄に関する不確実な流言と人心の不安、そして終結/五. 琉球官兵とは―台湾引揚(送還事業)における琉球官兵の役割/
六. 第一送還の業務に従事して―「基隆乗船地司令部兵站班露営地勤務隊」を事例に/七. 『琉球官兵顛末記』広告から読みとく琉球官兵のその後/八. 元琉球籍集訓大隊総務科長・知花成昇の経歴
第十章 奄美籍の引揚者・泉有平と沖縄の「自立」(野入直美)
一. 身分変更ファイルの中の泉有平/二. 鰹の島から帝国大学へ/三. 帝国の農業ネットワーク/四. 水稲研究と満洲への異動/米占領下・沖縄の「民主化」/六. 保護と「自立」/七. 帝国の刻印/八. 再配置される帝国人材/
九. 結語―復帰運動から遠く離れた場所で
第十一章 林義巳と「満洲経験」――戦後沖縄労働運動の出発点(佐藤量)
一. はじめに/二. 林義巳と満洲/満洲の鉱工業開発と国策移民/四. 大連と労働運動/五. おわりに
終章 戦後東アジア再編と「引揚エリート」(蘭信三)
はじめに/一. 「沖縄満洲会」との出会い/二. 「引揚エリート」との出会いー引揚げの多様性と「引揚エリート」/三. 戦後沖縄における「引揚エリート」という存在/四. 東アジアにおける送還者の戦後社会への「接続」ー沖縄との比較試論/
おわりにー戦後東アジアにとって「引揚エリート」とは
あとがき
索引
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