新幹線開発百年史
序
はじめに
第1章 新幹線前史-在来線の発展-
1.1 在来線のはじまり
1.1.1 運転ことはじめ
1.1.2 定時運転の確立
1.1.3 関東大震災
1.1.4 黎明期の名機関士 杉山久吉
1.1.5 超特急・燕
1.1.6 電気機関車の輸入と使用の拡大
1.1.7 Buchli(ブッフリ)式駆動装置
1.2 戦前・戦後の国鉄
1.2.1 石炭事情
1.2.2 新製EF58の運転室と機械室の例
1.2.3 特急列車復活に向けて試運転
1.2.4 RTO・白帯車の廃止
1.2.5 国鉄部内の戦後処理
1.2.6 鉄道信号
1.2.7 機関車労働組合の分裂
1.2.8 湘南電車
1.2.9 モユニ81のノーブレーキ
1.2.10 桜木町事故・電車火災
1.2.11 特急のスピードアップに向けて
1.2.12 十河信二国鉄総裁になる
1.2.13 気動車時代の幕開け
1.2.14 新性能電車の誕生
1.3 運転記録
1.3.1 鉄道趣味から本職へ
1.3.2 憧れの国鉄に就職
1.3.3 新生「あさかぜ」・ビジネス特急「こだま」誕生
1.3.4 ちよだ号
1.3.5 品川電車区から池袋電車区・八王子機関区 五日市支区へ
1.3.6 八王子機関区の機関車
1.3.7 戦中戦後の八高線・中央線の大事故
1.3.8 八王子機関区の名士?
1.3.9 機関士と機関助士の関係
1.4 機関車から電車へ
1.4.1 電車の時代
1.4.2 電車運転助士としてスタート
1.4.3 電車運転助士として初乗務で大きな踏切事故を目の当たりに見る
1.4.4 飛び込み自殺に遭遇
1.4.5 運転士と信号掛の信号に対する意識の差
1.4.6 逼迫する国鉄輸送と電車運転技術
1.4.7 伊東支区と伊豆急
1.4.8 隔時法の廃止
1.4.9 電車運転士科へ入学
1.4.10 電車運転士科を卒業、武蔵小金井電車区へ配属
1.4.11 電車運転士を拝命
1.4.12 自動ブレーキ
1.4.13 荷物電車と配給電車
1.4.14 過酷な国電の運転士勤務
1.4.15 飛び込み事故・オーバーラン・車掌の欠乗・電力不足
1.5 田町電車区
1.5.1 憧れの田町電車区 電車運転士の発令を受ける
1.5.2 伊東線
1.5.3 東海道本線
1.5.4 中長距離電車急行
1.5.5 横須賀線
1.5.6 大船駅のインシデント・鶴見事故・線路立ち入り
1.5.7 新幹線計画に向けての高速度試験
1.5.8 サンパチ(38)豪雪
第2章 東海道新幹線の歴史
2.1 新幹線
2.1.1 明治時代の日本の高速鉄道構想
2.1.2 戦後の高速度鉄道構想
2.1.3 商用周波数を使った交流電化の先駆者はドイツとフランス
2.1.4 電車列車か客車列車か 広軌か 狭軌か
2.2 課題
2.2.1 新幹線の線路規格
2.2.2 電化方式(なぜ新幹線は交流方式なのか)
2.2.3 周波数の問題(50Hz/60Hz問題は60Hzで統一)
2.2.4 運転保安・ATC
2.2.5 ブレーキ
2.2.6 電気機器
2.2.7 車両構造・耳ツン対策
2.2.8 台車・駆動装置
2.2.9 新幹線の運転・検修の指導者を養成した「小金井大学」
2.3 試運転
2.3.1 モデル線の建設
2.3.2 モデル線管理区
2.3.3 試作車両の落成
2.3.4 モデル線試運転
2.3.5 中央鉄道学園 小田原分所
2.3.6 高速度試運転に向けて
2.3.7 初めて200km/hの達成
2.3.8 電車による最高速度記録への挑戦
2.3.9 高松宮ご夫妻の試乗と高まる世間の関心
2.4 本線開通に向けて
2.4.1 救援機911の導入決定
2.4.2 試運転中、鴨宮基地での車両転動
2.4.3 モデル線での人身事故
2.4.4 東海道新幹線支社発足、大阪方で量産車の試運転開始
2.4.5 B編成の脱線と列車妨害
2.4.6 鴨宮を引き払い、建設中の東京運転所へ
2.4.7 東京~新大阪の通し試運転開始
2.4.8 労働組合(国幹労)問題
第3章 ヨーロッパの高速鉄道
3.1 ヨーロッパの鉄道高速化に貢献した名機DBの103電気機関車
3.2 フランスの新幹線TGV
3.2.1 Lyriaの運行ネット
3.3 ドイツの新幹線ICE
3.3.1 試作車ICE-V
3.3.2 ICE-1
3.3.3 ICE-2
3.3.4 ICE-3
3.3.5 ICE-T
3.3.6 ICE-S
3.3.7 ICEの大事故
3.4 ヨーロッパの新幹線
3.4.1 イタリアの新幹線(ディレッシマ)
3.4.2 スウェーデンの新幹線X2000
3.4.3 ポルトガルの新幹線
3.4.4 ヨーロッパの鉄道に魅せられる
おわりに
参考文献
索引
コラム
C57の日々
省線電車の窮状をどうして打開するか
都内人口と輸送量
最近二、三年に実施すべき事項
悪夢
二十年前の八月十五日
国鉄白書
善光寺通過事故
EF13
大塚滋の車内アナウンス
黎明期の東京運転所