日本帝国圏鉄道史
- サブタイトル
- 技術導入から東アジアへ
- 編著者名
- 沢井 実 著者
- 出版者
- 名古屋大学出版会
- 出版年月
- 2023年(令和5年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 332p
- ISBN
- 9784815811358
- NDC(分類)
- 686
- 請求記号
- 686/Sa94
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 索引あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章 帝国日本における鉄道技術の展開
第Ⅰ部 鉄道技術の導入と定着
第1章 鉄道技術者の海外留学――技術学習の諸相
はじめに
1 機関車――朝倉希一(1883~1978)
2 電気技術――井上昱太郎(1987~1955)
3 橋梁――田中豊(1888~1964)
4 隧道――池原英治(1887~1932)
5 高架鉄道――中山忠三郎(1893~1950)
6 客貨車――小坂狷二(1888~1969)
おわりに
第2章 鉄道運輸専門家の誕生――岸本熊太郎のアメリカ留学
はじめに
1 留学まで
2 アメリカ留学の日々
3 帰国後の岸本熊太郎
4 鉄道省退職後
おわりに
第3章 電気機関車の国産化過程――共同設計方式への道程
はじめに
1 民間メーカーにおける電気機関車の製作
2 鉄道院・省による外国製電気機関車の調達と院・省内工場での内製
3 山下善太郎の役割
4 共同設計方式の展開
5 1930年代における国鉄電気機関車開発
おわりに
第4章 ディーゼル機関車の国産化――1930年代から60年代にかけて
はじめに
1 民間メーカーによるディーゼル機関車生産と輸入
2 国鉄によるディーゼル機関車の開発
3 戦後における試作と開発
おわりに
第Ⅱ部 鉄道技術の伝播と経営展開
第5章 吉敦鉄道の建設過程
はじめに
1 工事起工まで
2 工事の進捗状況
3 榊谷仙次郎からみた吉敦鉄路工事
4 営業運転開始後の吉敦鉄路
5 吉敦鉄路の満鉄委託
おわりに
第6章 大連機械製作所の技術と経営――満鉄指定工場の軌跡
はじめに
1 1910年代の動向
2 1920年代の労使関係
3 1920年代の経営と企業間競争
4 1930年代の動向
5 戦時下の経営
おわりに
第7章 龍山工作の技術と経営――朝鮮総督府鉄道局指定工場の軌跡
はじめに
1 経営発展の概要
2 戦時下の経営
おわりに
第8章 帝国圏鉄道における日本人技術者の配置と技能者養成――朝鮮総督府鉄道局を中心に
はじめに
1 日本人技術者の配置
2 日本で学んだ外国人技術者の配置
3 朝鮮総督府鉄道局工作課・鉄道工場の幹部技術者・職員の履歴と車輌修繕の実際
4 朝鮮総督府鉄道局機関区長・保線区長の履歴
5 鉄道工場鉄道手の履歴
6 技能者養成の実態
おわりに
第9章 ソ連鉄道工場への鉄道省技術者派遣――1930年3月~31年9月
はじめに
1 加藤仲二(1887〜1963)の足跡
2 ソ連視察団の鉄道工場訪問
3 技師派遣をめぐる日ソ交渉
4 ソ連鉄道工場での技術指導とその成果
おわりに
第10章 満鉄鉄道技術研究所の組織と活動
はじめに
1 組織の変遷
2 主要研究員の活動
3 耐寒・酷寒対策にかかわる試験研究
4 研究所における試験研究の特徴
おわりに
第11章 戦時下における華北車輌の経営実態
はじめに
1 華北車輌の生産実績と損益
2 1943年度の経営実態
3 青島工場の実態
おわりに――終戦直後の華北車輌
終章 帝国日本と鉄道技術
あとがき
図表一覧
索引
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