図書目録マエダ トシタカ資料番号:000070151

前田利高

サブタイトル
自叙伝・妙句集
編著者名
前田 利高 著
出版者
一粒書房
出版年月
2024年(令和6年)2月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
214p,図版ivp
ISBN
9784867432389
NDC(分類)
916
請求記号
916/Ma26
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

前田利高の本発刊にあたって
自伝 前田利高
お国のためとは言いながら
灼くる壁 小さい赤い字日本鬼(やばんきー)
日焼けした捕虜紅顔(ほりょこうがん)の少年兵
日に幾度満期未だかとホトトギス
青春のかけらを握り戦地夏
リラの花慰安婦(おんな)は兵に浮気者
上官の命令に振り回されて
灼くる荷を鞍傷(あんしょう)いたい馬に積む
銃声に夏雲揺るぎ軍馬斃死(うまへいし)
曽我の雨ドカーンと破裂兵自殺
朝焼けに魑魅のくしゃみ兵事故死
天空(そら)の実も兵に食はれてザボン園
肉桂(にっき)の香戦禍に涼しい水車小屋
死臭濃き方へと進む風死せり
昼の月泣く女たち汗の声
夏の闇魑魅魍魎と道連れに
夏痩せ龍賀江を渉る軍馬呑む
梧州着戦禍火を噴く極暑の夜
笹分けて逃亡兵を捜す汗
明日は出発(たつ)仲麻呂の月兵は見て
実る田や平南平野に軍馬なく
星月夜火花蹴散らし登る軍馬(うま)
無線通信の途絶
大猪山煌く穂波に日は沈む
露踏んで昨夜の仔馬兵と行く
秋の涯轍(はてわだち)の傷痕続く路
巌(いわお)の歯で月に噛み付く地平線
柳州の秋に染み出る荷の電池
枯野征く天皇の旗捧げ持ち
秋のゲーム日本兵狩り米軍機
秋を斬る戦死者の腕切落とす
虫の音も一銭五厘の遺骨(ほね)に哭く
虫が鳴く飯盒の遺骨語り出す
歩けない軍馬は冬野の土の染み
豚の悲鳴正月の兵集まる
正月の馳走ぶら下げ軍馬北へ
豊常の食った白米冬の砂
春の厩天納ちゃんは何処行った
韶関やダイナマイトの冬土産
 
前田利高俳句集
戦争句集
従源作戦句集(源潭城-銀盞拗)昭和十七年六月~八月
銀南作戦(新街-白泥墟間の駄馬輸送)昭和十七年十月
湘桂作戦 昭和十九年六月~八月
湘桂作戦第二期 昭和十九年九月~十二月
戦塵句集 昭和十六年四月
広東省海豊-仙尾へ行く 昭和二十年二月
句帳一
昭和十五年二月五日
昭和六十年七月
昭和六十年四月十四日 河内の国 弘川寺にて
昭和六十年一月 英也泊まる
昭和六十年四月二十一日 名阪国道五ヶ谷、天理間
昭和六十年四月二十八日 トシ子と奈良薬師寺へ
昭和六十年六月 前田聡 死す
昭和六十年六月
昭和六十一年一月
昭和六十一年一月十二日 清荒神へ行く
昭和六十一年二月
昭和六十一年二月十七日 京都大原三千院のおすがり仏を思い出して
昭和六十一年三月九日 英也入院を見舞う
昭和六十一年三月十六日 トシ子と大阪城へ行く
昭和六十一年四月 隣組旅行会の下見岡山県日生町からの帰り道山火事に遭う
昭和六十一年九月八日 岡山県日生町大多府島へ行く
昭和六十一年九月
昭和六十一年十二月二十五日
昭和六十二年一月二十六日
昭和六十三年三月八日 戦友八久奈良一氏を見舞う
昭和六十三年七月十七日 隣組旅行会下見に四国へ
昭和六十四年一月四日 天王寺清水寺を訪ねて
平成元年二月七日 天理教北大教会へガラスの修理で、庭の池の錦鯉を見て
平成元年四月五日 トシ子と京都哲学の道を歩く
平成二年九月八日 姫新線上月駅(隣組親睦会)
平成二年十一月六日 トシ子 相生病院に入院半身不随となる
平成六年七月三日 茂男の結婚話でトシ子と京都へ東本願寺にて
平成六年九月四日 知多半島南端にて
平成七年一月十七日 阪神大震災
平成七年二月二十八日 平沢三太郎氏葬儀享年八十九歳
平成七年四月十四日 トシ子と琵琶湖バレーへ桜を見に行く、雨降る
平成七年六月二十五日 少年の夏休みの友を思い出す
平成八年八月十四日 伊藤一二氏没享年九十歳
平成八年八月 地蔵盆には石仏を社から出してお祭する
平成八年八月三十一日 おはら風の盆の写真を見て
平成八年十二月十九日 洞石氏(松宮佳男)に返句
平成九年四月六日 鴫野土田謙吉氏の通夜に行く
平成九年四月十八日 三重県三川公園ヘトシ子と行く
平成九年七月十二日 世古口節子さん葬儀
平成九年七月三十一日 風呂に居る守宮を追い払う
平成九年夏
平成九年八月十八日 花尻実氏死去
平成九年九月四日 不景気街は静か赤トンボ静か
平成十年二月十九日 梨絵・舞風呂に入りに来る
平成十年四月四日 長年咲かなかったエビネに花芽
平成十年三月四日 朝早く老婦人来て
平成十一年三月九日 西生野小学校へガラス修理に
平成十一年三月十五日 トシ子と奈良法華寺へ行く
平成十一年五月二十日
平成十一年八月十七日
平成十一年夏~平成十三年一月七日
平成十四年四月二日 桜ノ宮公園ヘトシ子と行く
平成十四年五月十四日 中之島公園ヘトシ子と行く
平成十六年二月五日 トシ子浅香山病院へ入院
平成十七年三月十六日 渡辺淳一氏の恋愛論を聞いて
平成十四年八月十七日 大岡氏。盆踊りの旬は古来沢山在るから、見所が無いと失敗する。
平成十七年三月二十二日 我が母を想いて
平成十七年三月九日 トシ子清水谷みずほ倶楽部へ入所
平成十八年四月十八日 特別養護老人ホーム甍にて
平成十八年七月五日 未明より北朝鮮ミサイル発射
 
前田利高自作年賀状(版画)
あとがき
『お父ちゃんの本に寄せて』 (伊藤ふさ子)
『私の名前』 (木下まち子)
『自伝、句集を読んで思ったこと感じたこと』 (前田茂男)

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