図書目録ショウワ ハヤリウタ ヒワ資料番号:000070122

昭和はやり唄秘話

サブタイトル
編著者名
長田 暁二 編
出版者
ドレミ楽譜出版
出版年月
1976年(昭和51年)6月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
419p
ISBN
NDC(分類)
767
請求記号
767/O72
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

出船の港(間違えた歌詞のまま流行)
君恋し("紅帯"めぐり時雨と夜雨の応酬)
道頓堀行進曲(岡田よし子大阪で公演、芝居大当たり歌も)
東京行進曲(映画主題歌の第一号、新語、造語もとり入れる)
祇園小唄(芸者がうたった日本調歌謡、母娘で吹き込み)
影を慕ひて(藤山盤で脚光"古賀メロディー")
酒は涙か溜息か(重苦しいふん囲気を背景に大ヒット)
酋長の娘(「のんき節」の一松が"ざれ唄"に手を加え)
パリの屋根の下(フランス映画名場面のバックに流れる)
丘を越えて(暗い世相に軽快なメロディがうける)
鳥の娘(吹き込みに三時間、勝太郎の執念実る)
東京音頭("不景気はねとばせ"の盆踊りが大当り)
赤城の子守唄(「信念の人」東海林、第二の人生の幕開き)
ダイナ(アナ埋めに歌ったのがキッカケ、D・ミネ四役)
緑の地平線("ミスター・テイチク"楠木繁夫で大ヒット)
涙の渡り鳥("泣くじゃあないよ"西條八十びっくり)
幌馬車の唄(フランス伴奏の原盤に歌をかぶせる)
国境の町(東海林太郎三十四歳で歌手へ転向)
野崎小唄(野崎観音の"PRソング"から全国盤に)
二人は若い(流行語を生んだ新婚コメディソング)
忘れちゃイヤよ(「いやァーンよ」がおカミを刺激、発禁に)
東京ラプソディ―(古賀・藤山コンビ復活で戦前最後の平和賛歌に)
青い背広で(戦争気配に対するレジスタンス)
椰子の実(エログロ反省で国民歌謡台頭)
人生の並木路("古賀の第三弾"歌唱法はD・ミネに口移し)
裏町人生(暗い浮世、曲は"再婚"でヒット、作曲の阿部奇行の数々)
別れのブルース(津軽三味線の下地がプラス、淡谷歌謡曲でブルースを)
流転(上原敏、赤木圭一郎、共に道半ばで死す)
若しも月給が上がったら(この一作で林伊佐緒はスターの座に)
愛国行進曲(第二の国家的役割を果たす空前…百万枚の大ヒット)
旅の夜風(地で行った松原と霧島の"愛染かつら")
男一匹の唄(満州で秘かに愛唱された戦後大ヒット)
別れ船(大衆の胸をうった"バタヤン節"「亡国の歌」と発禁処分うける)
十三夜(榎本美佐江の持ち歌、実は代役で十五年目にレコード化)
戦友の遺骨を抱いて(感動の名作、レコード会社し烈な戦い)
湯島の白梅(あの小畑実が初吹き込みでNG続出)
鈴懸の径(兄・晴彦が作曲、勝彦が歌った青春賛歌)
比島決戦の歌(敵司令官の名前を入れろ!軍の命令で作詞)
リンゴの歌(サトウハチローが並木路子に白羽)
東京の花売り娘(歌が先行、銀座に花売娘が出現した)
星の流れに(淡谷のり子はパンパン歌謡は唄えぬと拒否)
啼くな小鳩よ(こきおろした先生もうなり出す)
夜のプラットフォーム(長いオクラ入り……三度目に日の目)
長崎のザボン売り(小畑実、キングの第一期黄金時代を築く)
銀座カンカン娘(カンカン娘とは何ぞや?)
青い山脈(歌も映画も大ヒット、代替えは永久オクラ入り)
長崎の鐘(平和への祈りをこめた…サトウハチロー最後の歌謡曲)
あざみの歌(暗い世相の中、一週間で大反響)
連絡船の唄("表"のバタやんお手上げメイド・イン韓国の歌)
上海帰りのリル(精神病院から抜け出したリル)
赤いランプの終列車(「終列車」のヒットが始発列車に)
ああモンテンルパの夜は更けて("涙の大合唱"となった収容所)
君の名は(女性の心を魅了、銭湯の女湯が空っぽになった)
りんご追分(ジンクス破り歌舞伎座進出)
お富さん(代打、春日八郎をスター街道へ)
岸壁の母(菊地章子、涙のレコーディング)
おんな船頭唄(「こいつただもんじゃないぞ!」)
親子舟唄(「本番!」「オシッコ」で気分そぐ)
哀愁列車(衝撃だった高音絶叫の飛び出し)
愛ちゃんはお嫁に(都会に憧れる若者の心情歌う)
別れの波止場(股旅をマドロスものに改作)
お月さん今晩は(チンドン屋の音に裸で表へ)
月光仮面は誰でしょう(TV初主題歌で品切れ)
有楽町で逢いましょう("立体タイアップ作戦"奏功当初、三浦洸一を予定)
南国土佐を後にして(百八十度"イメチェン"乗り気なかったペギー葉山)
雪山讃歌(「うたごえ運動」のハシリに)
アカシアの雨が止むとき(雌伏十年で脚光…天下一品の西田佐知子)
霧笛が俺を呼んでいる(歌を先行させ当てる吹き込み嫌いの赤木)
北帰行(小林旭の個性の前に一敗地にまみれた"ポニー")
川は流れる(心打つ都会の哀愁この一作でスターに)
下町の太陽(初回プレスは千五百枚だった)
島育ち(田畑義夫、決死のレコーディング)
高校三年生(舟木一夫ハツラツ危機コロムビアの救世主)
東京五輪音頭(人気歌手が競作吹き込み)
お座敷小唄(マヒナが発掘、競作ブーム呼ぶ)
女心の唄("野獣派"TV時代に初登場)
さよならはダンスの後に(大人のムード「成人の日」に狙い)
浪曲子守唄(一念発起!執念の"ドラ声")
骨まで愛して(ロマン演歌、時の勢いにのる)
知りたくないの(菅原洋一、有線で日の目)
小指の想い出(背水の陣敷いた作曲の鈴木氏)
世界は二人のために(コマソンから生まれた"愛の讃歌")
ゲゲゲの鬼太郎(子供の歌をブルースで)
知りすぎたのね(歌謡コーラス、ロスが盛り上げる)
湊町ブルース(心をうたって"悪声"気を吐く)
フランシーヌの場合(流星さながら輝き消えた反戦歌)
黒猫のタンゴ(歌謡界、ベビー歌手にさらわれる)
女のまごころ(TV新人スカウトの第一号)
老人と子供のポルカ(時代を風刺したパロディー)
知床旅情(森繁節に加藤フォークでヒット)
女の意地(西田、五年間歌い込んで独走)
出発の歌(一夜漬けグランプリ、拓郎ら台頭のきっかけ)
赤色エレジー(あがた森魚が新しい"怨歌")
青いリンゴ(演歌からポップスへ以後スターへ)
女のみち(ぴんからトリオ、PR盤意表をつき空前のヒット)
くちなしの花(渡が"思いやり路線"男心歌って女心とらえる)
なみだ恋(鈴木淳夫妻が努力、無名・八代亜紀やっと開花)
昭和枯れすすき(さくら見事に開花、一郎と抜群の"ハモリ")
シクラメンのかほり(無冠の帝王にも大賞受賞の春が)
およげ!たいやきくん(人騒がせな税金騒動)

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