昭和教育史への証言

はじめに
Ⅰ　昭和教育史概説　（海老原治善）
大正自由教育と自我のめざめ
無産階級子弟の教育をめざして
教育労働運動の成立と展開
昭和初期教育政策と教労・新教の運動
生活綴方教育・北方性教育運動の展開
「非常時・日本精神」の教育政策
生活教育・教育科学運動の展開
戦時軍国主義教育の荒廃と崩壊
戦後民主教育の出発と教育労働者への成長
　
Ⅱ　昭和教育史への証言－対談
大正自由教育の超克／夜明けを求めて　（証言する人・池田種生）
新興教育・教育労働運動／新興教育の旗の下に　（井野川潔）
朝鮮の新興教育運動／民族教育の黎明をめざして　（上甲米太郎）
青森の教育労働運動／迫りくる帝国主義戦争に抗して　（相馬寒六郎）
長野の教育労働運動／信濃教育の変革をめざして　（藤原晃）
兵庫の新興教育運動／理性の灯を守って　（窪田弘道）
無産保育運動／幼い子どもたちのしあわせを求めて　（浦辺史）
文学教師周辺／教育と文学をめぐって　（木戸若雄）
学校劇の創造／生活の劇化をめざして　（落合聰三郎）
静岡の生活教育運動／子ども・学校・村ぐるみの教育　（戸塚廉）
新潟の生活教育運動／大関松三郎のことども　（寒川道夫）
ある婦人教師の歩んだ道／東北・酷薄の生活台に生きて　（村山ひで）
東京・下町の教師と子ども／その生活と教育　（山田清人）
山陰の国語教育運動／大衆化を求めて　（佐々井秀緒／宮田朝海）
無産教育運動から教育科学運動へ／セツルと児童文学研究と　（菅忠道）
戦時下の技術教育運動／英語教師から施盤工へ　（郡司宗知）
北海道綴方教育連盟事件／北海の曠野に子らと生きる　（石附忠平／坂本亮）
『女教師の記録』のころ／ひたむきな子どもとの生活　（平野婦美子）
戦中教育への反省／組合活動に生きる　（北浜清一）
学童疎開／子らの生命と心を守って　（久米井束）
部落解放運動と教育/地域・子ども会　（中村拡三）
障害児教育の前進のために／ちえ遅れの子らとともに　（近藤えい子／近藤原理）
広島被爆教師のたたかい/「原爆許すまし」　（石田明）
沖縄教師の心／不戦の誓い　（兼城賢松／島袋良繁）
勤務評定書不提出校長のたたかい／人間の良心の名において　（伊藤吉春）
国民教育の創造/日教組とともに　（宮之原貞光）
参考文献
あとがき