「特攻」のメカニズム
- サブタイトル
- 編著者名
- 加藤 拓 著
- 出版者
- 中日新聞社
- 出版年月
- 2023年(令和5年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 215p
- ISBN
- 9784806208075
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/Ka86
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
プロローグ
第1章 帰還者の伝言
1 「志願」にすり替わる命令
2 犠牲を美化せず教訓に
第2章 勇士の反逆
1 戦果上げても 爆死迫られ
2 若者の死で戦況粉飾
3 技術・人材 ないがしろ
4 連綿と続く 個つぶす論理
第3章 帰還者の隔離棟
1 卑怯者扱い 鬱屈する思い
2 軍の末期 暴行も不問
3 押し付けられる精神論
4 行き場を失った反骨精神
第4章 殴られた参謀
1 使い捨ての命の中古機
2 隊員に故障の責任転嫁
3 「国のため」人と組織狂わす
4 戦争導く「命より愛国」
5 護身のピストル 80歳まで
6 板挟み 哀れな中間管理職
第5章 教官の出撃
1 聞き捨てならぬ「なぜ志願」
2 わが子抱きしめ 任務へ
3 教え子と運命を共にする
4 消耗品扱い 戦法に抵抗感
5 本心語れない無言の圧力
6 権力者の「無自覚」露呈
第6章 司令官の戦後
1 トップの責任 うやむや
2 主張し続けた「志願」
3 自決の選択 迷いに迷う
4 つぶやきの”真相“ 闇に
第7章 記録作家の執念
1 遺稿に込めた反戦の思い
2 「散った命のため」重なる心
3 病室で執筆 命尽きるまで
第8章 記録作家が遺したもの
(上) 出撃果たせず
1 少年飛行兵「お国のため」
2 「死は名誉」使命感に燃え
3 本当にめでたいことなのか
4 欠陥機に援護なく 怒り
5 「一緒に死ぬ」崩れた前提
6 命と機体に 無責任な上官
(中) 大平原の逃避劇
1 送り返された満州で冷遇
2 「命助かった」 終戦に涙
3 「ソ連が連行?」 募る不信
4 鉄格子を切り脱走決行
5 邦人 ソ連軍に脱走密告
(下) 凍土より帰還
1 シベリア 飢えと重労働
2 抑留1年余 迎えの船に涙
3 大切な教訓 理解されず
4 「私が証言」 生き残った使命
エピローグ
あとがき
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