信州伊那谷に来た謀略機関
- サブタイトル
- 市民が迫る陸軍登戸研究所の疎開の実態
- 編著者名
- 登戸研究所調査研究会 編
- 出版者
- 登戸研究所調査研究会
- 出版年月
- 2023年(令和5年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- 200p
- ISBN
- 9784784088454
- NDC(分類)
- 395
- 請求記号
- 395/N91
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 制作:信濃毎日新聞社出版部 参考文献:p198-199
- 昭和館デジタルアーカイブ
刊行によせて 山田朗 村澤秀樹
プロローグ 松久芳樹
第一章 信州伊那谷でもゲリラ戦(本土決戦)を準備~秘密機関旧陸軍登戸研究所の疎開とその実態~
1 本土決戦(遊撃戦)準備と登戸研究所の疎開
(1) なぜ秘密機関登戸研究所がこの信州上伊那に疎開してきたのか 松久芳樹
(2) 上伊那も本土決戦の戦場になる可能性があった 木下健蔵
(3) 遊撃戦(ゲリラ戦)の実態を示す指南書 林孝一
コラム 秘密謀略組織のネットワーク 松久芳樹
(4) 証言から見る疎開した登戸研究所の実態 久保田逸巳
2 沖縄戦と大本営移転計画 小木曽伸一
沖縄戦の概要
大本営移転計画と本土決戦準備
第二章 登戸研究所の組織と伊那谷への疎開
1 登戸研究所の歴史と組織、研究内容 宮入一雄
登戸研究所の歴史
登戸研究所の組織編制と主要研究項目
2 上伊那地方に疎開した登戸研究所 清水久志
(1) 本部(宮田村・真慶寺)
(2) 登戸研究所中沢分室(製造所)
(3) 赤穂国民学校
(4) 伊那村分工場
(5) 飯島国民学校
疎開地図
資料1 学校日誌 久保田逸巳
第三章 疎開していた登戸研究所は何をしていたのか 井上直人
(1) 残されていた机-飯島町の机の底の残存物の分析
何を試験していたのか?
どのような効果がある物質か?
(2) 木箱の『研「ウ」三號薬』のラベルが示すもの
『研「ウ」』という呼び名の意味は何か?
『三號』という呼び名の意味は何か?
高性能爆薬を原料にして低感度爆弾を開発
聞き取り調査から見える爆弾原料や製造
登戸研究所の技術が戦後の産業につながる
(3) 研究所に残された専門書から推察される研究内容
ワクチン製造と高性能プラスチック爆弾製造を組み合わせた製造システム
第四章 残された行政文書が語る歴史の教訓 小木曽伸一
(1) 登戸研究所と地域
(2) 戦争とは何か、明治維新以来ずっと続いた戦争
(3) 私たちは何を教訓として未来につなげるのか
コラム 東伊那で発見された行政文書 春日由紀夫
第五章 私たちが未来につなげていくもの~登戸研究所調査研究会の活動~
(1) 歴史のベールをはがした高校生たち
① 三十数年前の平和ゼミナール 池田幸代
② 再建後の平和ゼミナールの活動と今後 紫芝真
③ 二度とこのような辛いことのない平和な時代が続くように 平沢恵子
(2) 登戸研究所調査研究会の5年間の活動 松久芳樹
登戸研究所調査研究の発足
5年間の調査研究会の活動
今後の課題として
(3) 地域のとりくみ
① 宮田村 伊藤一幸
② 飯島町 小林幸平
資料2 結成5周年記念シンポジウムのまとめ 松久芳樹
木下健蔵追悼 遺稿「陸軍登戸研究所と長野県への疎開」 木下健蔵
あとがき
刊行によせて 人との結びつきの中で 木下恵子
参考文献
執筆者紹介
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