ビルマ絶望の戦場
- サブタイトル
- 編著者名
- NHKスペシャル取材班 著
- 出版者
- 岩波書店
- 出版年月
- 2023年(令和5年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- viii,287p,図版1枚
- ISBN
- 9784000245524
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/N69
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参照文献一覧:p279-281
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章 ビルマ戦 知られざる最後の一年
クーデター 戒厳下のミャンマー/ラングーン攻略からインパール作戦まで/太平洋戦争で最も無謀と言われたインパール作戦/インパール後のさらなる地獄 道徳的勇気の欠如
第1章 「インパール」後のさらなる地獄
ビルマの最後の一年に迫る「高木資料」/インパール作戦後の一年間/戦没者名簿から浮き彫りになるインパール後の「地獄」
第2章 大東亜共栄圏 同床異夢の大義
軍事クーデター後のミャンマーに入る/現地取材への模索/ビルマ国軍元少尉バティンさんとの出会い/ビルマの悲劇/イギリス植民地支配から脱したい/独立運動のリーダー、アウンサン/アウンサンと南機関/日本軍統治下でのビルマ国防軍(BDA)の創設/
ミャンマーの人々に刻まれた日本軍の記憶/強いられた「協力」
第3章 繰り返される無謀な戦い イラワジ会戦
インパール後の作戦指導の中心人物 田中新一参謀長/イラワジ河で英軍を迎え撃つ強気の作戦/事態の変化に対応できない方面軍首脳/今も生々しく残る戦いの傷痕 メイティーラ/戦場となった村/英軍機による空爆/マンダレーヒルの激戦/
戦場の実態を記録した齋藤博圀少尉の日記/圧倒的戦力差と疲弊する兵士たち/忖度による敵戦力の過小評価 要衝メイクテーラ失陥/前線にみられる統制の欠如/従軍看護婦たちの証言/経理将校から斬込隊へ 齋藤少尉が見た惨状
第4章 軍上層部の”道徳的勇気の欠如“
イギリスに眠る膨大な資料/イギリス人語学将校が見た日本軍/日本軍上層部の尋問調書/イギリス軍司令官が指摘した日本軍の欠陥
第5章 日本かイギリスか アウンサンの葛藤
アウンサンの失望 大東亜共栄圏の現実/日本軍に対する「革命」の始まり/水面下でのアウンサンの抗日活動/イギリス機密文書に記されたイギリスの思惑/櫻井徳太郎少将の日誌 ビルマ方面軍の皮算用/ビルマ国軍の蜂起/櫻井少将の苦悩/
抗日一斉蜂起 ビルマ国軍元少尉の証言/若き日本軍将校の思い
第6章 危機迫るラングーン 司令部撤退の衝撃
イギリス軍、ラングーンに南下/ラングーンに残る戦争の傷痕/蘭貢高射砲隊・岩井徳次少尉が残した史料/岩井徳次少尉が見たラングーン「芸者と上級将校」/芸者の告白 萃香園の実態/ラングーン放棄の衝撃/撤退決断の司令官は”東條の子飼い“/
大東亜共栄圏を支えた商社マンたち/商社日綿とビルマ/兵隊となった商社マンたちの悲劇/犠牲になった社員たち/支店長の悔恨/英軍のラングーン奪還/翻弄される岩井少尉の部隊
第7章 忘れられた戦場 最後の一ヵ月 シッタン作戦
大東亜共栄圏の断末魔/日本人とビルマ人”殺し合い“の記憶/取り残された軍隊による絶望の作戦 シッタン作戦/敢威兵団 地獄の行軍/海軍少佐の記録 シッタン作戦の実相/作戦開始 マンダレー街道を突破せよ!/
筒抜けだった作戦 イギリス軍語学将校ルイ・アレンの資料/魔のシッタン河 吞み込まれる日本兵/救護看護婦の悲劇/日本の終戦を知らず敗走を続けた堤少佐の部隊
第8章 戦争の惨禍 伝え残した記録
ビルマ戦 日本軍指導者たちの戦後/悲願を前に アウンサンの悲劇/語学将校ルイ・アレンが抱え続けた苦悩/惨禍を伝え残す 元将校たちの執念
終章 日本の戦争 過ぎ去らない過去
ミャンマーの過去と現在 ビルマ国軍元少尉の思い/ある残留日本兵の遺言「トンボになって日本に帰りたい」/番組放送を終えて
参照文献一覧
あとがき
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