図書目録センソウ ノ キンゲンダイシ資料番号:000070012

戦争の近現代史

サブタイトル
日本人は戦いをやめられるのか 幻冬舎新書;700
編著者名
保阪 正康 著
出版者
幻冬舎
出版年月
2023年(令和5年)7月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
221p
ISBN
9784344987029
NDC(分類)
210.6
請求記号
210.6/H91
保管場所
開架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

プロローグ 新しい時代が始まる
「戦う遺伝子」が爆発する理由
日本の歴史教育の問題点
日本に軍事哲学はあったのか
近代史七十七年、現代史七十七年
 
第一章 「明治時代」と二つの戦争
近代の日本は「軍事」から始まった
中国との戦い方を知っていたイギリス人
軍事が主導する国家へ
戦争は「営業品目」という発想
一番重要な「見えない戦争論」
軍人たちの戦争の考え方とは何だったのか
反省すべき軍のエゴイズム
 
第二章 「大正時代」と第一次世界大戦
世界大戦は前後半で分ける
二十世紀初めは人類史の曲がり角
「戦争」が変質した第一次世界大戦
戦争で失ったものは戦争で取り返す
第一次世界大戦に日本はどう向き合ったのか
天皇がいて天皇がいない時代
 
第三章 「太平洋戦争」での崩壊
誇大妄想的な世界分割案
明治・大正と昭和の戦争の違い
兵隊の思いがこの憲法に凝縮されている
「この国を守る」という戦争ではなかった
戦前から戦後まで続いている無責任体制
日本人の美徳を徹底的に利用した上層部
次の世代に残す作業が日本では行われていない
軍人に利用された天皇制
 
第四章 継承の原点としての「昭和後期」
日本は危急事態への答えを持っていない
戦争体験は一つの世代で消えてしまう
近代日本の三つの失敗
日本に軍事哲学がなかったことの教訓化
台湾有事のときに我々はどうふるまったか
ソ連が日本に軍事侵略したという事実
私たちも兵隊になる可能性がある
日本人はなぜ戦争に鈍感なのか
一元的な歴史解釈だた戦後日本
 
第五章 「平成」という時代の姿勢
戦没者の追悼と慰霊
「ずるい戦史」を書き換える
生身の証言を語り継ぐ戦友会
日本の軍隊ともっとも似ているものはソ連
瀬島龍三はソ連と関わっていたのか
お粗末なほど資料を大事にしない日本
戦争をしていないという大きな財産
 
第六章 「令和」からの新しい視点
「いかに戦わないか」とい戦略論
日常が戦争によって壊される
沸騰するナベのなかに手を入れない
令和の時代い戦争体験をどう語り継ぐか
戦争を考えるときの三つの世代
戦争が作り出すモラル
何を目的にして戦争体験を語るか
戦後処理の問題にきちんと向き合う
「戦争体験の記録」をどう読むか
 
第七章 「二〇二二年」はどのような歴史の転換点か
ウクライナ戦争を見て近代日本を検証する
異を唱える者は全部敵と見なす
実態がつかめない新しい形の戦争
今、戦争を終わらせられる指導者がいない
戦後、日本に民主主義は定着しているのか
 
第八章 戦争とテロという二つの事象
民族と宗教が「対立の原点」
昭和の戦争の流れを再整理する
テロリズムがこの国を支配していた
テロリズムを義挙にしてはいけない
経済的な豊かさが崩壊したら暴力化する
余裕のなさからくる価値観の崩壊
 
エピローグ 新しい時代の戦争学とは何か
核の下の戦争論へ変わる
戦場で戦った人間のことをくみ取る
政治に組み込まれた軍事
二十世紀になって戦争は「犯罪」になった
勝ち負けを超えた発想
戦争で勝っても「勝たない」ことになる
謝ることで事は解決しない
日本人の戦争観を改める
あとがき

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