図書センソウ オ シラナイ セダイ ノ センソウ タイケンキ000069907

戦争を知らない世代の戦争体験記

サブタイトル1~10
編著者名
大分県高等学校教職員組合 編
出版者
出版年月
1982年(昭和57年)2月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
232p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/O34
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

これが大分市の空襲
はじめに(執行委貝長・吉山和人)

第一章 赤紙
今度はもう最後だろう(清原佐和子(祖母))
戦争に行ったものでないと―祖父に聞く―
バンザイ・バンザイ―祖父・母に聞く―
家に残った祖母(野中恭子(祖母))
年代の差(百合田美幸(祖父))
「おばさん、戦争が終わったで…」(小石みゆき(祖母))

第二章 軍隊
特攻隊員のめがね(豊田恭子(知人))
切られた首(高橋弘子)
祖父の右足(後藤不二乃(祖父))
死との戦いじゃ(羽田野光美(伯父))
「その鯛をわけてください」(鹿島栄子(父・母))
あんなやつらは、ほっておけ(清末知佐(祖父))
聖戦の想い出―祖父に聞く―
大東亜戦争―祖父に聞く―
戦死者と餓死者の島(木吉珠水(祖父))
戦争は終わっていた(辛島美由紀(伯父))
祖父と戦争(林田律江(父))
日中愛(高村隆子(祖父))
伯父の戦争(渡辺裕之(伯父))
ある会話(高校三年男子)

第三章 死
戦友の死(鈴木邦彦(母))
竹槍訓練(薬師寺美枝(祖父母))
弾を体に残したままの祖父の死(岡本真由美(父))
消耗品としての人間(高倉茂喜(伯父))
ある夏の日(松木香織(父))
破片で腸が―父に聞く―
一冊の本(桂昌孝(祖母))
戦争に思う―母に聞く―
満州引揚げ(辛島尚美(祖母))
祖父の体験(中野真由美(祖父))
爆殺された娘(阿部里美(祖母))
「もういやだよ戦争は」(吉野明子(知人))
子供をなくしたおばあさん―おばあさんに聞く―
おばあちゃんの戦争体験―祖母に聞く―

第四章 空襲
二五〇K爆弾(伊庭寿江(父))
「若者の叫び」(黒木美和子(母))
「機銃掃射をあびて」(茂島伸之(父))
「空襲・佐賀関」(小嶋洋一(祖父))
防空壕の中で(松田幸三(母))
機銃掃射にあって(三浦隆明(祖父))
東京大空襲(岩丸明美(近所のおばさん))
B29(石谷典子(母))
お父さん本当に人を殺さなかった?(小野一代(父・母))
父の大分空襲記(東由香(父))

第五章 戦争生活
特攻機を見送って(高橋純子(父))
母の戦争(杉平志保(母))
疎開生活(桑田安明(叔父))
生きる―祖母に聞く―
祖母の青春―祖母に聞く―
ばあちゃんは泣いた(宮崎初美(知人)/宇都宮真由美(知人))
一区長の思い出(手島武男(友達の祖父))
婦人会長(川端竜児(祖母))
なんでも食べた(渡辺恵美(祖父))
父・母の体験(森むつ美(父・母))
母の娘時代(岩井孝子(母))
防空壕の中での出産(下原秀美(母))
銃後の生活―近所のおじさん七十五才―(柳田淑江)
戦争当時を思いうかぺて(高野ナル)
戦争はいやだ(風間真一(父))
戦中戦後の生活(安部優一郎(父・母))
配給(後藤嘉子(父・母))
村葬(水谷洋子(父))
おまえどーは、戦争知らんで良かったのー(帆足政彦(父・母))

第六章 学校生活
「学校は……」(栗林美香(父))
銃後の少国民―父に聞く―
敗戦のころ―父に聞く―
「犠牲は国民」(楠本かおり(父))
奉安殿(岩尾直美(母))
たったひとつの命(小島和美(父))
母の青春は学徒動員(清水郁子(母))
逃げる練習―ある老人に聞く―
わら人形―父に聞く―
「空」(北野左知子(母))
吉田マシさん(富田恭代)
「学徒動員」(浅尾佳代(伯父))
「学童疎開」(重石典子(母))
少年たちは思っていた(下川多紀子(父))
母との会話(小野喜代子(母))
戦時下に子を思う父母(甘利佳永子(父・母))

第七章 「ヒロシマ」
八月六日―先生が声ふるわせて―(手島明美(中学の先生))
“雨”で命を拾った父(河野尚子(父))
「ヒロシマ」のこと―母に聞く―
あの時、ヒロシマは?―伯父に聞く―
その時母は十二才(東原英子(母))
原爆(村尾誓子(伯母))

第八章 引き揚げ
大陸引きあげ(石井達也(母))
髪を切り(熊川朗(祖母))
引き揚げ者の見た“地獄”(福田直子(母))
祖母の悪夢―祖母に聞く―
祖父に支那服を着せ(平田泰子(祖父))
大陸引きあげと戦争中の小学生(藤田明子(父・母))
母の証言(長野尊弘(母))
大陸で迎えた終戦―古城さんに聞く―
引き揚げ(加来太(祖母))

第九章 戦後
或る思い出(丸尾カツヨ(母))
にいちゃんの死(矢治ヒロ)
軍隊も核兵器もいらない(石井哲子(母))
戦後の悲劇(細川ゆかり(母))
三十六年目の夏に(幸美恵(母))
今こそ平和を(阿部美加)

あとがき(教育文化部長・河野靖朗)