東郷元帥は何をしたか
- サブタイトル
- 昭和の戦争を演出した将軍たち
- 編著者名
- 前田 哲男 著/纐纈 厚 著
- 出版者
- 高文研
- 出版年月
- 1989年(平成1年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 262p
- ISBN
- 4874981062
- NDC(分類)
- 392.8
- 請求記号
- 392.8/Ma26
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
≪序≫いまなぜ、東郷元師なのか
Ⅰ 東郷平八郎
太平洋戦争への道を開いた海軍の「生ける神」
近代日本の歩みと重なる生涯
乃木将軍との類似と違い
一七歳で薩英戦争に参加
幕府軍艦との海戦
対朝鮮”砲艦外交“に出動
東郷がめざした“坂の上の雲”
高陞号撃沈で見せた“二つの顔”
世界を驚倒させた日本海海戦
非合理・精神主義者への変質
海軍軍拡派の頭領となる
ロンドン軍施会議と「統帥権干犯」問題
押しまくった横車
東郷の残した“黒い遺産”
太平洋戦争に行きついた“東郷の道”
Ⅱ 山本五十六
海軍“リベラル神話”と“悲劇の提督”
山本元帥とロンメル将軍
政治テロの先鞭をつけた海軍
海軍における暴力と差別の構造
日本海海戦への参加と負傷
アメリカを“敵”にすえた「帝国国防方針」
二度のアメリカ勤務で得たもの
“鉄砲屋”から”航空屋“へ
ハワイ奇襲作戦への賭け
アメリカを怒らせた山本の”豪語“
パールハーバーの誤算
敵に学ばれた“戦術革命”
大将の死と一等水兵の死
Ⅲ 井上成美
“アジアの鏡”に映った「反戦大将」像
“ストイック”な軍人像
山本五十六との出会い
知られざるもう一つの顔
陸軍との対立・抗争
日・独・伊「三国同盟」への抵抗
日米戦の帰結を予言した洞察力
アジアを軽視した日本海軍
「南京爆撃」と「パネー号事件」にみる落差
井上が主導した「百一号作戦」
重慶に無差別爆撃を加えた「東洋鬼」
日本で達成された「百一号作戦」
Ⅳ 田中義一
「戦争国家」へのレールをしいた軍陣宰相
二人の「田中総理」
「切れ者」と「正直者」の間
ロシア駐在武官時代の“諜報活動”
陸軍と海軍の対立「帝国国防方針」の原案をつくる
国肪“聖城化”の論理
在郷軍人会を組織する
ファシズムへの共鳴
大日本連合青年会を組織する
国家総力戦体制への道
政友会への入党
大衆政治家“の素顔
金権政治のハシリ
警察力による選挙干渉と無産運動弾圧
中国侵略の口火を切る
田中を挫折させた天皇の怒り
V 東條英機
独裁者になれなかった“天皇の幕僚長”
「戦犯」か、「英雄」か
バーデン・バーデンの密約
陸軍“統制派”の生え抜きとして
東条・関東軍参謀長と「満洲国」
「東条兵団」と中国武力制圧論
憲兵政治“の威力
“私兵”を使った恐怖政治
なぜ東条に組閣の大命が下ったのか
日米交渉の裏側で
大義名分なき戦争
東条は「日本のヒトラー」だったか
「御光」を受けて光った「石ころ」
東条を退陣に追い込んだもの
Ⅵ 辻政信
大量犠牲・大量殺戮を生産した“勇猛なる参謀”
「戦争が好きでたまらぬ男」
「中央を恐れず、ソ連をも恐れず」
関東軍独走の背景
ノモンハンの敗北
問われなかった責任
シンガポール華僑の虐殺
「バターン死の行進」との関係
ガダルカナル飢餓地獄の作戦指導
辻参謀
Ⅶ 長勇
陸軍の体質を体現した”壮士型軍人“
日本陸軍の”暴れ馬“
「下克上」を地で行った男
未発クーデタの首謀者
南京虐殺を煽動
沖縄守備軍の参謀長へ
敗北を加速した夜襲攻撃
徹底した住民無視
快異な軍人像
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