爆心地中島
- サブタイトル
- あの日、あのとき
- 編著者名
- 元大正屋呉服店を保存する会 発行者/原爆遺跡保存運動懇談会 発行者
- 出版者
- 元大正屋呉服店を保存する会
- 出版年月
- 2005年(平成17年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- 62p,[付図1枚]
- ISBN
- NDC(分類)
- 217.6
- 請求記号
- 217.6/Mo89
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
発刊にあたって
原爆で消された繫華街
一、ただ一つ残った建物、ただ一人の生存
1 元安橋西詰めに立つレストハウス
あのとき
水の竜巻だ
二、駆けつけた人々の見た惨状
2 相生橋の東詰め、橋上から
産業奨励館は、まだ燃えていなかった(午前九時ごろ)
一面火の海(午前一〇時過ぎ)
おびただしい遺体、積み重ね熱風を避ける(午前四時から夜に)
3 中島本町、慈仙寺周辺
上体は白骨化(正午ごろ)
火を吹く慈仙寺(午後二時ごろ)
燃料会館の外枠だけ残る(午後二時ごろ)
焼け崩れて、踏み込めず(昼過ぎ)
焼け跡に炎がゆらぐ(午後四時過ぎ)
焼け残った燃料会館で(夜)
パンク修理のままの姿で(七日朝)
先生のまわりに子どもたちの骨が(七日朝)
4 本川左岸、本柳町一帯
突然天井が落ちてきた(六日朝、八時十五分)
中学生がたくさん倒れている(九時ごろ)
中学生や女学生の遺体が(七日朝)
5 材木町
焼け落ちて家の軒は一つも見えなかった(午後三時ごろ)
臨月だった妻の骨が、三人の子は行方不明(七日朝)
たくさんの骨がバラバラに砕けて(七日朝)
近所の人はみんな死んだ(七日朝)
6 天神町
首のところだけ白骨化(七日朝)
母の骨をさがして(七日夕方から八日朝)
三、全滅した建物疎開作業動員学徒・国民義勇隊
建物疎開作業の経緯と中島地区の学徒の被害
7 新大橋界隈の県立二中学徒の被害
血路は川だ(六日八時十五分)
二〇〇〇人もが押しかける(被爆直後)
「水ッ。水をちょうだい」(一〇時ごろ)
川の中に這い降りていく女学生(午後二時ごろ)
無数の死体(六日夕方)
散乱する焼死体(七日午後二時ごろ)
8 新橋付近の市女生徒の被害
焦熱地獄が眼前に(六日昼ごろ)
顔はふくれ上がり(夕方)
死体を山にして、つぎつぎ火葬に(七日昼過ぎ)
工事現場から、真っ白い二体の遺骨が(一九四七年夏)
9 県立工業学校生徒の被害
青い色をした光の玉
10 中国新聞社国民義勇隊全滅
皮膚はただれ、誰がだれかわからない(被爆直後)
川面を巻き上げる火焔竜巻(被爆直後)
11 川内村国民義勇隊の被爆
あとがき
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