図書目録コウザ ニホン レキシ資料番号:000069845

講座日本歴史 10

サブタイトル
近代;4
編著者名
歴史学研究会 編/日本史研究会 編
出版者
東京大学出版会
出版年月
1985年(昭和60年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
xi,343p
ISBN
4130250604
NDC(分類)
210.1
請求記号
210.1/R25/10
保管場所
閉架一般
内容注記
文献一覧:各章末
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
世界の岐路と一五年戦争 (木畑洋一)
第二次世界大戦への道と日本
満州事変-大戦への導火線
列強の対日宥和政策
伊・独の対応
対日制裁論
一九三〇年代中葉-侵略連動の開始
日中戦争への道程
エチオピア戦争の意味
日独防共協定
英・米・ソ連の対応
侵略連動の本格化と大戦の開始
戦争目的の拡大
日独伊三国協定
英米の対日姿勢変化
侵略連動の様相
大戦陣営配置の確定
ファシズムと戦争
 
「満州」侵略と軍部・政党 (芳井研一)
「世論」について
国際世論としての民族自決
政党と世論
軍部と世論
中国民族運動の進展と日本
「満州」とはなにか
軍部にとっての「満州」
東方会議
張作霖爆殺事件と易幟
武力発動への衝動
田中内閣の性格
浜口内閣と軍部
浜口内閣の性格
陸軍中堅幕僚層
「満蒙」鉄道交渉と生命線論の登場
三月事件
軍制改革と世論
柳条湖事件
侵略の準備
中村大尉事件
柳条湖事件と世論
関東軍と国際世論
陸軍による世論指導
日中戦争への道
国際世論への対抗
国民世論と政党
ファシズムへの志向
 
戦時国家独占資本主義への移行 (松元宏)
戦時国家独占資本主義をめぐる問題点
大恐慌下の日本資本主義
大恐慌の開始
昭和恐慌
救済融資
産業合理化の役割
恐慌からの脱出
金本位制の放棄
高橋財政の展開
輸出の増進
「日満」経済プロック
産業構造の転換
重化学工業化の進展
軍需の役割
財閥の「転向」
財閥の重化学工業投資
戦時統制経済の開始
「軍財抱合」の成立
戦時経済への移行
 
農村の危機の進行 (森武麿)
課題の設定
昭和農業恐慌
地主制の凋落
農民経営の破綻
「米と繭の経済構造」の解体
農民運動の衰退と階級関係の再編
小作争議の高揚と衰退
農民組合の右傾化
日本農民組合とそのイデオロギー
右翼農民運動の地方的基盤
地主階級の動向
農村経済更生運動と農村再編
農村経済更生運動の論理
近畿型農村の更生運動
養蚕型・東北型農村の更生運動
更生運動と「上からのファシズム」
ファシズム体制への道
 
都市文化と国民意識 (田崎宣義)
「一九三〇年の顔」
恐慌の影響
「一九三〇年の顔」
恐慌下の都市文化相
エロ・グロ・ナンセンスの風景
マルキシズムの浸透
都市文化を支えたもの
活字文化の変容
変わる盛り場
郊外にのびる住宅地
“カフェー文化"の担い手
都市の膨張
取締る側の論理
農村の反応
モダニズムの浸透
マルキシズムの浸透
農村からの反発
満州事変と二・二六
満州事変と国民動員
五・一五の波紋
減刑嘆願運動の展開
国体明徴運動
反ファッショの動きと二・二六
もうひとつの民衆像
 
ファシズム期の抵抗運動と民衆意識 (広川禎秀)
課題の設定
満州事変と人民闘争
排外主義的国民統合とその限界
反戦闘争の意義
革命的勢力の反戦闘争
社会民主主義者と戦争
自由主義者・民本主義者と戦争
大衆運動の後退
民衆の「国のため」意識
反ファシズム運動と民衆
反ファッショ闘争の始まり
ファッショ化への民衆の同調と反発
路線転換の模索
反ファシズム人民戦線運動
日中戦争前夜の民衆
日中戦争下の抵抗と民衆意識
開戦後の民衆意識の変容
弾圧と抵抗
 
アジアの中のファシズム国家 (須崎慎一)
問題の視角
ファシズムとは
戦前日本をどうみるか
日本ファシズム否定論などへの疑問と本章の目的
日中全面戦争とファシズム国家化の進展
日中全面争の特徴
戦争の影響
ファシズム国家化の進展-精動運動
議会・選挙の形骸化
半強制的画一化の進行
自主的組織の解体と新たな組織化
新たな担い手の登場
最高支配層のファシズムへの接近
天皇制信仰の強制とナチス・イデオロギー
朝鮮・台湾・満州での「皇民化」
「皇民化」政策の意味
朝鮮
台湾
満州
中国占領地
ファシズム国家の成立
ファシズム国家化の画期-第二次近衛内閣
新体制運動登場の原因
大政翼賛会の成立と改組
ファシズム国家としての日本
日本ファシズムの特徴
対英米開戦への途
戦争拡大の起動力
日本ファシズムの特徴
 
「大日本帝国」の崩壊 (木坂順一郎)
課題の設定
アジア・太平洋戦争の勃発と戦局の推移
世界戦争化
無謀な開戦の決定
交戦国の戦争目的
攻勢から持久へ
守勢から敗戦へ
ファシズム体制の確立
翼賛選挙
翼賛政治体制の確立
ファシズム体制の特質
ファシズム体制の矛盾
天皇制ファシズム・イデオロギーの特質
戦争経済と国民生活の破綻
戦時統制経済体制の強化
戦争経済の崩壊
根こそぎ動員と強制連行
食糧危機と国民生活の悪化
戦時下の抵抗と厭戦気分
「大東亜共栄圏」の幻想
朝鮮・台湾の兵站基地化政策
満州と中国占領地の支配
東南アジア占領地の支配方針
資源の収奪と性急な「皇民化」政策
日本軍政への協力と抵抗
日本の敗戦とその帰結
ファシズム体制の動揺
「大東亜共栄圏」の崩壊
降伏への道
日本の降伏
アジア・太平洋戦争の性格と呼称
「大東亜共栄圏」の負の遺産
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