図書目録ワスレラレタ センソウ セキニン資料番号:000069832

忘れられた戦争責任

サブタイトル
カーニコバル島事件と台湾人軍属
編著者名
木村 宏一郎 著
出版者
青木書店
出版年月
2001年(平成13年)12月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
ix,343p
ISBN
4250201384
NDC(分類)
329
請求記号
329/Ki39
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p335-340
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

まえがき
序章 台湾人軍属の遺書から
安田軍属の遺書
遺言の軍事貯金
安田軍属の戦友を訪ねて
裁判記録を求めて
ロンドン公文書館
処刑地シンガポールへ
裁判記録との格闘と木村久夫
安田軍属の遺族を捜して
戦前の住所を頼りに
息子さん娘さんに会いに
安田軍属の妻頼黄甘さんと会う
安田軍属の履歴書
彼が生きた時代の台湾
安田軍属の戦場
 
第一章 アンダマン・ニコバル諸島と日本軍
インドを占領した日本軍
独立の闘士の島
アンダマン諸島の占領
インド洋における作戦の転換
防衛への転換の年
イギリスのバッカニア作戦
独立混成旅団による防衛強化へ
英連合軍の反撃
離島の日本軍
食糧自給の問題
熱帯病に苦しむ
西の果ての「従軍慰安婦」
スバース・チャンドラ・ボースとアンダマン・ニコバル諸島
スバース・ボースと日本
スバース・ボースの訪島
独立闘士の「殉教」
 
第二章 日本軍占領下のカーニコバル島
カーニコバル島の日本軍
カーニコバル島の住民
日本軍占領と飛行場建設
陸軍と屏東丸事件
島へ大部隊が来る
英軍機動部隊による最初の攻撃
しのびよる「食糧難」
英連合軍の上陸に備える
英機動部隊の再攻撃
カーニコバル島の安田軍属
安田軍属とカーニコバル場
島民「スパイ」事件についての見方
島民スパイ事件
事件と英軍裁判をめぐる見解
「報復裁判」のなかの機牲者
インド人研究者の見方
 
第三章 シンガポール英国軍事裁判の記録から
英軍の告発と検察側証人
英軍検察側の告発
検察側の証人
木村についての証言
安田にかかわる証言
取り調べをした被告たち
日本軍の事件についての「齋報告書」
スパイ活動の可能性
事件を明らかにした木村久夫の証言
スパイ活動を明らかにする木村証言
ヘンリーとハサンクティの取り調べ
自分の供述書は誤訳
英軍検察の反対尋問
供述書を再び否定
裁判長の尋問
「ぶった」ことをあくまで否定
上官の命令の存在も否定
事件を裁いた齋俊男総司令官の証言
弁護人の尋問のなかで
検察側の反対尋問
日本軍の軍律裁判の法的根拠
スパイ活動の計画は
裁判長の尋問
スパイ活動の根拠
その他の弁護側証人から•
発端をつくった宗行証人
最初にかかわった上田海軍司令
すべての取り調べにかかわった松岡証人
証言をしなかった安田通訳
供述書作成にかかわった証人
取り調べにくわわっていない大野証人
最後の日本軍側証人
判決と刑の宜告
日本軍弁護人の最終弁論
検察側の最終論告
判決
減刑の請願
刑の宣告
資料 日本軍弁護団最終弁論(全文)
検察最終論告(全文)
 
第四章 軍律裁判をめぐる問題
スパイ活動は行なわれたのか
裁判の運営
供述書と証言
ロケットとランプ
「ロケット」とは英語カ
日本軍による銃殺刑
犠牲となった島民の人数
英軍の上陸作戦とスパイ活動
木村・安田たちの嘆願と事件の真相
判決の不合理
刑の確認と嘆願
木村・安田たちの嘆願書
三たびの嘆願
嘆願者たちの無念
 
終章 忘れられた償い
忘れられた戦争責任
戦争で犠牲となった台湾人
補償ではなく「弔慰金」
日の丸に“恥”の字
忘れられている償いの一言
頼黄甘さんの急死
資料 カーニコバル島戦犯裁判被告および判決一覧
日本軍による間諜(スパイ)容疑のカーニコバル島民犠牲者
参考文献
あとがき

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