わがふるさと

死線を越えて
　
田圃を埋めて
　
大きな夏ミカンの木
　
神奈川県鳥のユリカモメ
　
いたいけな子守ッ子
　
身内の哀れ
　
町の祭礼
　
海苔は父の弁当に
　
梅にウグイス
　
駄菓子のお土産
　
灯火の夜なべ
　
恐ろしいスペイン風邪
　
あんな唄がハヤったから
　
大地震がやってきた
　
不景気でも平和だった
　
円本の洪水
　
自動車の世となる
　
貧乏に失業が加わった
　
馬は暮しに定着していた
　
時代の変革
　
嫁とり苦労
　
一人前の職人になる
　
青春の岐路
　
栄光と不安
　
漫画家となる
　
恋は復元されず
　
詩人佐藤惣之助
　
愛染かつら
　
秋田娘と婚姻
　
妻の急逝
　
焼け跡から近代化へ
あとがき