戦中・戦後の経験と戦後思想
- サブタイトル
- 一九三〇-一九六〇年代
- 編著者名
- 北河 賢三 編著/黒川 みどり 編著
- 出版者
- 現代史料出版
- 出版年月
- 2020年(令和2年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- xii,274p
- ISBN
- 9784877853563
- NDC(分類)
- 309
- 請求記号
- 309/Ki63
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに 北河賢三
Ⅰ 知識人の戦争責任論-当事者意識の視角から- 上田美和
はじめに
一 戦争責任とは何か
二 ほどけていく結び目
三 戦前派の戦争責任論
四 準戦前派・戦中派の戦争責任論
五 当事者意識の欠如から生成へ
おわりに
Ⅱ 『婦人民主新聞』に見る戦争観と戦争体験記-敗戦から一九六〇年代まで- 井上祐子
はじめに
一 戦争体験の平和運動への包摂-敗戦から「独立」回復まで-
二 保守政権との対立と戦争被害者のすくい上げ-「独立」回復から一九五〇年代末まで-
三 読者の戦争体験記と戦争体験を語る思い-一九六〇年代-
おわりに
Ⅲ 市民の哲学者・久野収の成り立ち-戦時下の経験を中心に- 北河賢三
はじめに
一 久野収の著作の特徴と久野に関する文献・研究
二 戦前・戦中の久野収の経験
三 戦後の久野収の思想と行動
おわりに
Ⅳ 松田道雄における市民主義の成立 和田悠
はじめに
一 戦後知識人としての出発-一九五〇年代前半まで-
二 共産党の戦争責任論の展開と知識人の自主性の追求-一九五〇年代後半-
三 主体形成の方法としてのナショナリズムへの期待と断念-一九六〇年代前半-
四 「市民」と「市民運動」の発見-一九六〇年代後半-
おわりに
Ⅴ 日高六郎の学校教育をめぐる思想と運動 宮下祥子
はじめに
一 教育への関心と生活綴方の衝撃-一九五〇年代初頭-
二 教研活動への参加開始-一九五〇年代半ば-
三 保革対立の激化-一九五〇年代末-
四 教研の形骸化、日高の教育論
おわりに
Ⅵ 「部落共同体」との対峙-丸山眞男における一九五〇年代後半から六〇年代- 黒川みどり
はじめに
一 戦後状況への危機感-「底辺のナショナリズム」との対決-
二 「正統と異端」のモチーフの形成
三 安保反対闘争-現実政治へのコミット
四 安保闘争後のマルクス主義思想・運動を見つめて
おわりに
Ⅶ 「構造改革」論の成立に関する覚書-一九六〇年前後のマルクス主義 高岡裕之
はじめに
一 現代マルクス主義の登場
二 現代マルクス主義と「現代資本主義」
三 社会党「構造改革」派と民主主義
四 社会党「構造改革」路線と高度成長政策
おわりに
Ⅷ 山形県における国民教育運動の展開-山形県児童文化研究会と山県民研グループ- 高木重治
はじめに
一 山形県児童文化研究会と生活綴方教育
二 真壁仁と山形県国民教育研究所
三 山形県児童文化研究会の模索と山形県国民教育研究所の動き
おわりに
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