「非常時」の記録保存と記憶化

はしがき　（地方史研究協議会会長・久保田昌希）
地域における「非常時」の記録保存と記憶化　（宮間純一）
Ⅰ　戦争の記録保存
戦争体験の聞き取りと「戦争を伝えるもの」の記録－「戦時下の小田原地方を記録する会」の活動を通して－　（井上弘）
地域における戦争記録の継承を考えるー高知県の実践活動の検証－　（楠瀬慶太）
地域に残された戦後社会事業史関係資料の価値－「混血孤児」を保護した横浜「聖母愛児園」所蔵資料より－　（西村健）
自治体に保存された戦争の記録－東京都北多摩郡東村山町を事例としてー　（高野宏峰）
　
Ⅱ　大規模災害の記録保存
東日本大震災の震災遺産からの「気づき」とこれからー「ふくしま震災遺産保全プロジェクト」の試みー　（筑波匡介）
原発事故による全町避難と震災資料保全－福島県双葉町における取り組みー　（吉野高光）
図書館は非常時の記憶と記録をどう生かせるかー「令和元年房総半島台風」での館山市図書館の取り組みー　（飯田朋子）
一九一〇年関東大水害の記録・記憶と地域－群馬県における災害とイベント「共進会」の開催－　（土田宏成）
　
Ⅲ　感染症の記録保存
日本住血吸虫症と新型コロナウイルス感染症－山梨県立博物館の資料収集を例にー　（小畑茂雄）
一九六四年のコレラと二〇二〇年のコロナ－「非常時」の千葉県における公文書－　（飯島涉）
地域博物館におけるコロナ関係資料の収集－北海道浦幌町立博物館の試み－　（持田誠）
あとがき　（地方史研究協議会学術体制小委員会）