国境は小さな橋だった
- サブタイトル
- 子どものころの戦争の記憶
- 編著者名
- 河崎 かよ子 著者/関矢 元弥 [著者]
- 出版者
- 清風堂書店
- 出版年月
- 2023年(令和5年)5月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 135p
- ISBN
- 9784867090244
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/Ka97
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第一部 私は朝鮮で生まれ育った-記憶の中の朝鮮、戦争、敗戦、そして、脱出
1 釜山
2 新義州へ(一九四〇年ごろ~)
新義州の暮らし
裁判所の裏門で
戦争が始まった
早く逃げようよ
3 元山で
元山へ
国民学校の生活
お弁当がない!
「日本はもうダメだ」
空襲
家族が増えた
4 日本が戦争に負けた
玉音放送
元山は38度線の北だった
ソ連軍は空からやってきた
六畳に六人、四畳半に三人
タバコ売り
5 脱出
船底に隠れて
出てきなさい!
トラックは来なかった
第二部 歩いて38度線を越える
1 元山をあとにして
○一九四六年四月七日(脱出前日)○
家族九人、歩いてソウルへ
歩く練習
○四月八日(第一日目)○
ばらばらに出発
安辺に住む日本人
○四月九日(第二日目)○
同行者たちと合流
子ども連れの旅は
日本人の乗った馬車は通さない
金剛山を望みつつ
親切な村人
○四月十日(第三日目)○
若者三人も合流し
「元山に戻れ!」
おばあさんの家族と別れる
山中の宿
2 追手の影におびえて
○四月一一日(第四日目)○
三防峡
保安隊に捕まる
けわしい山越え
青年団もやって来る
ここにはいられない
少しでもはやく、少しでも遠くへ
再会、そしてまた離れ離れに
畑のくぼ地で
3 逃げに逃げて
○四月一二日(第五日目)○
方向を見失う
濃霧の中で
人家を見つける
再々会
「時々息が止まるの」
4 山越えの日
○四月一三日(第六日目)○
分水嶺
所持品調べ
5 軍用道路
○四月一四日(第七日目)○
オーバーをおいて行け
叔母が捕まる
軍用道路
しまった、見つかったか
村の青年たちと交歓
6 国境まであと四〇キロ
○四月一五日(第八日目)○
○四月一六日(第九日目)○
あとに残る人、先に行く人
○四月一七日(第一〇日目)○
国境まであとわずか
足はますます悪化して
○四月一八日(第一一日目)○
夜に国境を越しなさい
いよいよ国境へ
またまた保安隊
保安隊に案内されて
案内人も帰った
橋を渡れば以南
7 京城の収容所
○四月一九日(第一二日目)○
ここはもう以南
○四月二〇日(第一三日目)○
○四月二一日○
収容所で
○四月二二、二三、二四日○
○四月二五日○
貨車に乗せられ
8 戦後の日本へ
○四月二六日○
船は博多に
○四月二七日○
日本縦断・北海道へ向けて出発
○四月二八日○
○四月二九日○
○四月三〇日○
○五月一日○
小学校へ
おわりに
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