原爆写真を追う
- サブタイトル
- 東方社カメラマン林重男とヒロシマ・ナガサキ
- 編著者名
- 林 重男 著/井上 祐子 著
- 出版者
- 図書出版みぎわ
- 出版年月
- 2023年(令和5年)4月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 307p
- ISBN
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/H48
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに(井上祐子)
第Ⅰ部 林重男『爆心地ヒロシマに入る―カメラマンは何を見たか』
1 パノラマ写真
原爆災害調査団/パノラマを撮る/パノラマ写真を見る/技術上の問題点
2 広島を撮る
志願してヒロシマへ/第一日目/護国神社/島病院の伝言板/西向寺/産業奨励館/広島瓦斯本社/広島城址/相生橋/庶民金庫(商工中金)/中国新聞社屋上からのパノラマ/植物への放射能障害/枕崎台風/日照計の記録
3 裏側から見た戦争
東方社に入る/大艦隊や大戦車隊を”つくりあげる”/新鋭機発表/”空中遊泳”/東京に戦火せまる/松戸上空の死闘/撃墜記録が敗戦記録に/敗戦
4 長崎を撮る
ある兵士を護送する/パノラマを撮る/城山国民学校/市電大橋終点/ガスタンク/山王神社/山里国民学校/浦上天主堂/長崎医科大学付属病院/三菱重工長崎兵器製作所大橋工場/最上少年の被爆/鎮西学院からのパノラマ/アトミック・フィールド/春木町丘陵からのパノラマ/新興善国民学校からのパノラマ/長崎を離れる
5 原爆カメラマンたち
接収されたフィルム/原爆災害を記録した人たち/原子爆弾を最初に撮った人―山田精三さん/ファインダーが涙でくもった―松重美人さん/縮景園の感動を呼び起こした写真―松本栄一さん
6 写真が生んだ感動
返還されたフィルム/城山国民学校との再会/ニューヨークに展示された写真/「反核・写真運動」/孫の一言
あとがき/追記
第Ⅱ部 東方社カメラマン林重男とヒロシマ・ナガサキ(井上祐子)
第1章 東方社入社まで
東京写真専門学校と兄・林一男/横浜シネマ商会と軍隊時代
第2章 東方社・文化社の沿革と業務
東方社・文化社のネガフィルムについて/東方社の設立/『FRONT』とは/東方社の変遷と『FRONT』以外の制作物/東方社の終焉と文化社
第3章 東方社・文化社における林の業績
一九四三年中国華北地方取材/一九四四年東南アジア取材/陸軍関係/国内の産業と労働者たち/空襲関係/その他の戦時下の写真/戦後
第4章 ヒロシマとナガサキの撮影
日本映画社と原爆記録映画/ヒロシマ撮影/ナガサキ撮影
第5章 ヒロシマ・ナガサキ撮影以後
原爆記録映画の撮影中止とその後/アメリカ側の調査/写真提出命令と日映の長崎再撮影
第6章 「原爆カメラマン」と戦後の運動
「原爆カメラマン」/原爆被害の記録本とフィルム保存運動の始まり/「反核・写真運動」と林の思い
おわりに
謝辞
引用文献・主要参考文献
広島・長崎原爆被害状況地図
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