図書ショウワシ ノ イエ000069611

昭和史の家

サブタイトル1~10
編著者名
垂見 健吾 写真/半藤 一利 文
出版者
文藝春秋
出版年月
1989年(平成1年)5月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
260p
ISBN
NDC(分類)
521
請求記号
521/Ta91
保管場所
開架半藤文庫
内容注記
和書
目次

第1部 人とその家
「新・平家物語」を生んだ草思堂 吉川英治
戦後日本の進路を決めた宰相の私邸 吉田茂
世界的碩学が愛した古都の「靜處」 湯川秀樹
名優の終焉の地・竹心庵 尾上菊五郎六代目
プロ野球の父が名付けた「不老門」 正力松太郎
日本の文豪が鎌倉に見出した終の栖 川端康成
超高層時代を拓いた財界人の思索の場 鹿島守之助
画壇の大御所が建てた数寄屋造り 横山大観
大詩人の魂に息吹を与えた湘南の家 堀口大學
トランプ占いを好んだ指導者の邸宅 佐藤栄作
「丹下左膳」が京に築いた豪奢な空間 大河内傳次郎
”まれびと”が半生を過ごした借家 折口信夫
国際的「板画」を生み出したアトリエ 棟方志功
保守合同の舞台となった音羽御殿 鳩山一郎
文学の耽美と陰翳の極致・白壁御殿 谷崎潤一郎
話芸の大家が俗外に遊んだ「夢庵」 徳川夢声
勝負師と呼ばれた名監督のダグアウト 水原茂
津軽の地に残された「斜陽」の館 太宰治
「ビルマの竪琴」と思想家の接点 竹山道雄
永遠の二枚目が設計した部屋 長谷川一夫
茶人でもあった実業家の雅俗山荘 小林一三
「一本刀土俵入」が書かれた舞台裏 長谷川伸
社会派の巨匠に見る住まいと緑の融合 石川達三
ケインズを原書で愛読した首相の書斎 石橋湛山
ギリシャ哲学を究めた京都鹿ヶ谷の居 田中美知太郎
ロマンの旗手が具現したアポロの庭 三島由紀夫

第2部 歴史と空間
ホテルニューグランド 今も残るマッカーサーの部屋
東大安田講堂 学生反乱から四半世紀
綱町三井倶楽部 財閥黄金時代の残照
聖路加国際病院 米軍が空襲を避けたチャペル
総理大臣官邸 昭和政治の裏舞台
自衛隊市ヶ谷駐屯地 東京裁判の法廷
交詢社 福沢諭吉ゆかりの社交クラブ
小樽鰊御殿 網元とやん衆の住居兼作業場
府中刑務所 懲りない面々を収容して半世紀
旧岩崎久彌邸 キャノン機関の根拠地
原爆ドーム 世界が見た戦争の傷痕
国会議事堂 広田弘毅から竹下登まで
摩周丸 80年の歴史に幕を閉じた青函連絡船
旧金毘羅大芝居 甦った天保の舞台
豊平館 北海道開拓のシンボル
日比谷公会堂 日本版カーネギーホール
中村遊郭・稲本楼 名古屋が誇った”東洋一の不夜城”
東京都庭園美術館 アールデコ建築の傑作
東京駅 保存が決まった赤煉瓦

あとがき