資料にみる「関東大震災から国民防空への展開」
- サブタイトル
- 災害教訓の使われ方を再考する
- 編著者名
- 吉川 仁 著
- 出版者
- 三省堂書店/創英社
- 出版年月
- 2023年(令和5年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- iv,284p,図版16p
- ISBN
- 9784879231901
- NDC(分類)
- 369.31
- 請求記号
- 369.31/Y89
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考資料:p277-282
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
資料にみる「関東大震災から国民防空への展開」口絵
第一章 本書の狙いと既往研究
1 本書の狙い
2 既往研究と本論考の課題
第一章まとめ(既存研究にみる関東大震災の位置づけ)
第二章 国家防空の展開過程
1 関東大震災以前(一九一五(大正4)年から一九二三(大正12)年まで)
2 一九二三(大正12)年9月関東大震災から一九三一(昭和6)年まで
3 一九三二(昭和7)年4月満州事変から一九三七(昭和12)年防空法成立まで
4 一九三七(昭和12)年防空法成立から一九四一(昭和16)年防空法第一次改正まで
5 一九四一(昭和16)年太平洋戦争勃発から本土空襲激化まで
第二章まとめ(国民防空の展開過程)
第三章 関東大震災時の軍の活動と教訓
1 震災の被害と軍隊の活動
2 被災直後の震災の教訓と課題
3 軍の活動に関する現在の評価
4 震災後の軍関係者による防空に関する言説
第三章のまとめ(軍は関東大震災の被害や様相をどのように受け止めたか)
第四章 大阪市・東京市の非常変災要務規約と防空演習
1 大阪への大震災の影響と東京の防空への動き
2 防空演習の展開
3 寺田寅彦と桐生悠々
第四章のまとめ(防空法以前の防護団や防空演習の展開に、関東大震災の影響はあたか)
第五章 防空法の審議と災害の教訓
1 防空法成立にいたる経緯
2 防空法審議への関東大震災の影響
第五章まとめ(防空法の成立過程の中で、関東大震災はどのような影響を与えたか)
第六章 防空を巡る言説と関東大震災
1 防空法制定(昭和12年4月)以前の著述
2 防空法施行から太平洋戦争開戦(昭和16年12月)までの著述
3 太平洋戦争開戦後(昭和17年1月以降)の著述
4 小冊子、雑誌記事、講演等
第六章まとめ(国民防空の展開を促す言説の中で、関東大震災はどう表現されたか)
第七章 震災調査、火災実験、焼夷弾消火、都市の防火的構築
1 震災予防調査報告百号(戌)の火災研究
2 木造家屋の火災実験と焼夷弾消火法の開発
3 日本建築学会「都市防空に関する調査委員会」の活動
第七章まとめ(震火災調査、火災実験、焼夷弾消火、都市の防火的構築)
第八章 防空に関する国民啓発と関東大震災
1 『写真週報』にみる防空啓発
2 『東京市政週報・都政週報』と関東大震災
3 防空紙芝居・防空絵解き・防空絵本・防空展覧会
第八章まとめ(国民への防空啓発に関東大震災はどう表現されたか)
第九章 「神田和泉町・佐久間町の事蹟」の防空活用
1 今日の評価
2 震災直後の中村による評価
3 防空の模範として脚光を浴びる
第九章まとめ(「神田和泉町・佐久間町の事蹟」の防空活用)
第十章 災害教訓の適切な活用に向けて
1 関東大震災と国民防空体制の展開の流れ
2 災害の教訓を生かすためには何をしたらよいか
参考資料
あとがき
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