テキヤの掟
- サブタイトル
- 祭りを担った文化、組織、慣習 角川新書
- 編著者名
- 廣末 登 [著]
- 出版者
- KADOKAWA
- 出版年月
- 2023年(令和5年)1月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 261p
- ISBN
- 9784040824420
- NDC(分類)
- 384.38
- 請求記号
- 384.38/H73
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 参考・引用文献:p260-261
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
元暴五年ルールが半グレをつくった/暴力団とテキヤを同一視することは誤り
序章 テキヤ稼業とはなにか
テキヤに入門する/コロビ、ナシオト、ゴランバイ、サンズン/祭りが終わった深夜、境内や参道を掃除する/ヤクザとテキヤは祀神が違う/保守点検、共益費の回収も世話人の仕事/盃事で頼りにされるテキヤ
第一部 テキヤの世界
第一章 テキヤ稼業の実態-元世話人の回想
由緒あるテキヤ組織の事務局長/恵まれていた少年時代/野球と永ちゃんと中学時代/数学教師をぶん殴って高校中退する/暴走族のシノギはパー券とアンパンの販売/最初の逮捕は保護観察処分だった/お次は試験観察/少年保護施設で暮らす/
シャブの縁がテキヤへの道/部屋住みは、親分の理不尽にひたすら辛抱/昔は警察公認で「手配師」稼業は簡単にまかり通った/親分の目を盗みパチンコ三昧/傷害事件で逮捕される/伴侶との出逢い/本格的に商売の道へ/我が家のネタは「ソースせんべい」/
少しずつネタを増やす/バイはつらいよ/酉の市の熊手の商売は助け合い/昔は刑事さんもお客さん/商売を研究する/テキヤ組織での役割/祭の混雑をさばくもの世話人の仕事/暴排条例で何もかも一変した/バイだけでは食えず、建設職人と二足の草鞋/
人一倍元気な妻に異変が/足を洗う覚悟の時/妻の病再び/クリスマスイヴに悪魔からの届いたプレゼント/「暴力団博士」と出会う/二人だけの最後の戦い/それぞれの旅立ち/これからの決意
第二章 戦後縁日史-帳元の娘の回想
江東三寸帳元の娘の話/テキヤ稼業は闇市から始まった/江東三寸の帳元に推される/結核を患い入院して大暴れ/お蔭様のテキヤ稼業/「三回目は捨てる」という子育てのルール/博打で負けるも付き合いのうち/「家借りるなら買っちまえ」/帳元の娘が就職する/
父と娘が静かなる闘い/「あんた、表しか戸はないじゃないの」/次兄へのアドバイスがテキヤ稼業の入口だった/テキヤのショバ入りと母のバイ/人形作りは職人技「知りたいと思ったら盗め」/テキヤの葬式じゃあ、ちらしちゃダメ/
太陽は空にだけではなく、下町に住む人たちの心の中にあった/人形師になるために試行錯誤/父亡きあと最初のバイ/前金も契約書もない、ご縁による商売/一期一会の出会いと思わぬ再会と/縁日という人間交差点/テキヤのバイも潮時かな
第三章 彼らはどこから来て、どこへ行くのか
商売の原初形態/戦前に露天商は減少していた/闇市での再興/副業がないと厳しい/縁日以外の営業努力がものを言う/ホワイト化への努力/土日のヒラビで細々と食べていきたい/初代親分の社会奉仕活動
第二部 テキヤ社会と裏社会の隠語
はじめに
テキヤ用語一覧
解説/数字/テキヤ隠語使用例
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
裏社会用語一覧
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
あとがき
参考・引用文献
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